ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、トロロッソ・ホンダが競争力をつけていることに不満を抱いており、F1は“Bチーム”の台頭を抑制しなければならないと語っている。F1オーストラリアGPのフリー走行1回目では、ルノーはトロロッソ・ホンダに約0.2秒差をつけられた。
シリル・アビテブールは、昨年トロロッソ・ホンダがテクニカルディレクターのジェーム・キーを失ったにも関わらず、進歩を果たしていることに疑問を投げかけた。今年からトロロッソの上位チームであるレッドブル・レーシングもホンダのF1エンジンを搭載したことで、トロロッソにはレッドブル・テクノロジーを介してより多くのパーツが供給されるようになり、STR14はレッドブルの現行マシンと昨年マシンのパーツを組み合わせて造られている。シリル・アビテブールは、そのような“Bチーム”の台頭はF1にとって問題だと方ある「我々の位置を考えれば、トロロッソはシーズン開幕戦で倒さなければならないチームである可能性が高いと懸念している」とシリル・アビテブールは Sky にコメント。「トロロッソは昨シーズンの大部分でテクニカルディレクターがいなかった。何が起こったかは明らかだ。競争力のあるクルマを造るためにテクニカルディレクターさえ必要ないということだ。我々にとってそれは問題だ」シリル・アビテブールは、F1の上層部が2021年のレギュレーションで“Bチーム”を規制しなければ、新たなマニュファクチャラーがF1に参入することはないと警告する。「ハース前後で先例が作られてしまった。我々、マクラーレン、ウィリアムズのようなチームはどのように前進すればいいと言うのだろう?やりがいのあることではない」「現在のF1に参入することを望んでいるマニュファクチャラーがいないこともどう思う? Bチームがなければ勝てないいのであれば、どうして彼らはF1に参入することを真剣に検討するというのだろう」「私にとって、これは2021年に議むけて論することを考慮しなければならない戦略的な問題だ。2019年と2020年は仕方がないし、この種のセットアップとともの進めていくしかない。だが、2020年は全員が深刻な問題であることを認識してくれることを願っている」
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