ルノーは、今週末のF1イタリアGPでKERSを復活させることに決めた。ルノーは5月のスペインGP以来KERSを搭載しておらず、KERSの使用を正当化するのに十分なアドバンテージが得られないしていた。しかし、最近のレースではKERSを搭載したクルマがシステムの利点を証明しており、ルノーはモンツァでKERSを再導入することに決定した。
ルノーのエンジニアリングディレクターであるパット・シモンズは、KERSが高速のモンツァのトラックで少なくともコンマ4秒の価値があると考えている。「第一にモンツァでは、KERSでのラップタイムのゲインがコンマ4秒くらいありそうだし、予選では計測ラップをスタートする前に一度リリースして、さらにラップ中にもリリースできるのでさらに価値がある」「スタートでのアドバンテージに関しては、モンツァではグリッドから1コーナーまで距離があるし、KERSはKERS非搭載のクルマと比較して15メートル以上のアドバンテージを与えてくれるだろう」「オーバーテイクをアシストするということについては、モンツァが非常にオーバーテイクが難しいサーキットだということを思い出さなければならない。しかし、その点においてKERSを走らせることは不利にはならない。これら全ての要因の組み合わせによって、モンツァはKERSに非常に有利なサーキットということになる」関連:KERS
全文を読む