ルノーF1のテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、2019年にダニエル・リカルドが加入するというニュースによってチーム内部は気合が入っていると語る。ダニエル・リカルドは、今シーズン限りでこれまで7勝を挙げたレッドブル・レーシングを離れ、2019年からルノーへの移籍を決断。ワークス復帰して以降、まだ表彰台にすら手が届いていないチームへの移籍はF1パドックにサプライズを与えた。
ルノーは、2016年にロータスからエンストンのチームを買い戻して以降、チームの再建を進めている。ワークス復帰した当初からルノーはチャンピオンシップ獲得を目標に掲げて、設備や人員に投資していたが、ダニエル・リカルドとの契約はその本気度をさらに強調するものだとニック・チェスターは感じている。ダニエル・リカルドにとってルノー加入は適切な時期だったかと質問されたニック・チェスターは「それがより速くするのであれば、常にそれは適切な時期だと思う」とコメント。「チームの後押しになっているし、開発にも役立つ。私は適切だと思っている」「また、それはコミットメントも示している。ルノーが自分たちのことをトップレベルのドライバーを獲得するのに十分だと信じていることを全員に示すことは大きな意味のあることだ。我々はその残りのことを進めて、やり遂げていく必要がある」「そのマインドで集中しているのは確かだ。彼のために非常に良いクルマを作らなければならないことはわかっている。だが、全員が気合を入れている。彼に適切なエキップメントを与えることができれば、彼はそれで結果を出してくるとわかっているからね」