ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ダニエル・リカルドと契約するタンスを逃すわけにはいかなかったと語る。8月3日(金)、ダニエル・リカルドが今シーズン限りでレッドブル・レーシングを離れ、2019年にルノーに移籍することが電撃発表され、F1界に衝撃を与えた。2019年のルノーのドライバー候補には、カルロス・サインツやエステバン・オコンといったドライバーの名前が挙げられていた。
シリル・アブビテブールは、エステバン・オコンは“獲得リスト”に載っていたが、“うまくいかなかった”と認める。エステバン・オコンに関しては「メルセデスが我々に貸し出す形になっていただろう」とシリル・アビテブールはコメント。また、カルロス・サインツも検討していたが、サインツはまだレッドブルの契約下にあるため、ダニエル・リカルドと契約することは「我々にとって100%ルノードライバーを揃えられるため、ベストであるだけでなく、唯一の選択肢だった」と語る。「ダニエル・リカルドがマーケットに出たことで、逃すにはあまりに大きすぎるチャンスだった」とシリル・アビテブールは RMC Sport にコメント。「彼と契約しないという余裕などなかった。このような機会は2~3年に一度しか訪れない。トップドライバーの列車が通り過ぎる次の機会は2021年以降になるかもしれない」
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