ルノーF1は、パワーユニットに信頼性の懸念があるため、新しいエンジンアップグレードの投入計画に遅れが生じているようだ。報道によると、ルノーのF1パワーユニットには信頼性への懸念に加えて、ダイナモでのMGU-Kの数値に関して適切な値が出ていないという問題があるという。
ルノー・スポールF1のエンジン・テクニカルディレクターを務めるレミ・タフィンは「重量に取り組まなければならないのは明らかだ。それはひとつのソリューションだ」と Autosport にコメント。「我々がそのソリューションを走らせることを急いでいないのはそれが理由だ。導入時期についての明確なターゲットはない。準備ができたときには、それをいつ導入するかについてもっと多くのことを語れるだろう」「信頼性に関してだ。MGU-Kを走らせるためには、完了させなければならない」それでも、ルノーはF1カナダGPで部分的にエンジンアップグレードを投入する予定であり、MGU-Kのアップグレードは、遅れて投入されることになるという。レミ・タフィンは、今年パワーユニットの使用数が制限され、カレンダーが21戦に拡大されたことがアップグレードパッケージを投入する時期に影響を与えていると語る。「我々がアップグレードを導入するかどうかに影響を与えている」とレミ・タフィンはコメント。「7戦目で導入しても、17戦走らせることはないだろう。3基目を導入して、ペナルティを受けなければならない」ルノーは、ワークスチームに加えて、マクラーレンとレッドブルにF1パワーユニットを供給。レッドブルは2019年にルノーを継続するか、ホンダに切り替えるかを検討しており、アップグレードのパフォーマンスがレッドブルの決断を左右することになるかもしれない。
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