ルノーF1のアドバイザーを務めるアラン・プロストは、ワークスルノーの2018年の目標はF1コンストラクターズ選手権の順位よりもマシン開発とパフォーマンス向上に焦点を当てていくと述べた。最終4戦でカルロス・サインツを獲得して後半戦に盛り返したルノーは、最終戦でトロ・ロッソからコンストラクターズ選手権6位の座を奪取し、2018年にむけて追加で650万ドル(約7億3000万円)という賞金を獲得することに成功した。
アラン・プロストは、2017年の成績は短期的には有利に働くと認めるが、2018年にルノーはタイトル争いに返り咲くという長期的な目標に立ち返っていくとしている。アラン・プロストは、2018年もメルセデス、フェラーリ、レッドブルという3強が崩れる可能性は低いと考えており、コンストラクターズ選手権が最大の目標ではあるが、将来にむけての開発に集中していくと述べた。「私はずっと、人々が考えるよりも発展は遅いだろうと言ってきた。遅いかもしれないが、良くはなっているかもしれない」とアラン・プロストは Sky Sports F1 にコメント。「今年はエンジン面で改善を果たしたが、そうは見えなかったかもしれない。我々が考えていたよりも向上した。あまりに改善しすぎると信頼性に問題をかかえることがある。それはシャシー面でも同じだ」「だが、我々は多くの人材を獲得した。特に空力面で最大限を発揮するためにね。私の意見では、成果が出るのは来年ではなく2年後だ」「来年はランキングを上げるだけでなく、また大きな進歩を遂げることが重要だ。4位でフィニッシュできたとしても、まだメルセデスやフェラーリとは2秒の差があるだろうからね。それはポジティブなことではないし、我々は彼らを捕える必要がある」
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