ルノーは、2018年にフェルナンド・アロンソの期待に応える準備はできておらず、まだアロンソが来るべきチームではないと加入を拒んでいる。フェルナンド・アロンソは、2003年から2006年にルノーで在籍し、その間に2度のワールドチャンピオンを獲得。その後、2008年から2009年にもルノーでレースをしている。
過去3シーズンでマクラーレン・ホンダで不遇の時代を過ごしているフェルナンド・アロンソは、2018年に勝利を争えるクルマに得ることを切望しており、9月に将来を決めるとしている。移籍先としては、ルノーもしくはウィリアムズの名前が挙げられている。最近のレースで、ルノーは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルに次ぐ4番目に速いチームにパフォーマンスを向上させている。しかし、ルノF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、まだフェルナンド・アロンソのための十分な競争力はないとし、加入したとしてもフラストレーションを抱えることになるだろうと懸念を示す。「過去に成功した関係であっただけでなく、成功した関係になれるように状況を両立させなければならない」とシリル・アビテブールは Autosport にコメント。「我々は心配しているのは未来のことだ。彼には彼のダイナミクスがある。彼は再びチャンピオンを争うポジションにいることをすぐに必要としていると思う」「我々がそれを提供できるクルマを得るにはまだ時間がかかることはわかっている。ひとつ明らかなのは、フェルナンドにはルノーのマシンでフラストレーションを感じてほしくないということだ。それは確かだ」ルノーは、ジョリオン・パーマーを放出することは確実だとされており、2018年のニコ・ヒュルケンベルグのチームメイト候補には、セルジオ・ペレス、カルロス・サインツ、エステバン・オコン、そして、ロバート・クビサと複数の名前が挙げられている。ロバート・クビサに関して、シリル・アビテブールは、2018年に再びレースをする可能性があるかについてさらなる答えを必要だが、F1テストが制限されていることを考えれば、それは難しいと述べている。「レギュレーションによる制約がなければ、もっと多くのテストを実施してやれることはたくさんあるが、テスト数は若手ドライバーがF1に入るためのテスト数とまったく同じだ」とシリル・アビテブールはコメント。「制約があるし、ロバートに関してもそれは変わらない」「我々が彼とやるべきことのタイミングが、パドックの残りで動いているタイミングにうまくはまるか見てみなければならない」「多くの発表があったし、今後2~3週間でもっと多くの発表があると確信している。我々はその一連の結果の一部でなければならない」だが、シリル・アビテブールは、ロバート・クビサがトップドライバーを獲得できなかった場合のバックアッププランだとの見方を否定した。「ロバーをプランBやプランCと分類することは決してない」とシリル・アビテブールはコメント。「メインのクエスションは、F1で再びレースをすることができるかだ。答えがわかりやすく“イエス”であれば、私にそのような質問をしてくることはないだろう。だが、残念ながら、それはまだはっきりしていない」「多くの人が関心を持っているだろう。我々のクルマがグリッドでほぼ4番目のマシンになったことで、当初予想していたよりもさらに多くの機会を作り出している」