ルノーのF1責任者シリル・アビテブールは、ロバート・クビサがルノーのF1シートに復帰するとの憶測を否定した。2011年にラリーでの事故で右腕に重傷を負ったロバート・クビサは、今月バレンシアでルノーとプライベートテストを実施し、6年ぶりにF1カーをドライブ。2012年のロータス E20で1.5戦分の距離にあたる115周を走破した。
テスト後、ロバート・クビサはF1への“本格的な復帰”を希望していると述べ、ルノーのトラックサイド・オペレーション・ディレクターを務めるアラン・パーメインは、ロバート・クビサがテストでF1復帰できるペースを示していたことを明らかにしている。ジョリオン・パーマーのシート喪失も噂されるルノーだが、シリル・アビテブールは、2018年のドライバー候補リストにロバート・クビサの名前はないと述べた。「私はスポーツが憶測や噂でいっぱいであることをわかっている」とシリル・アビテブールは Autosport にコメント。「だが、本件に関しては、もう少し慎重になる必要があると思う。我々は、非常に困難な状況に見舞われた全員が愛し、素晴らしいイメージを持った個人について話をしているのだからね」「だから、この件に関してはもう少し慎重になることを皆に求めたい」「確かに我々はテストをしたが、ロバート自身を含め、誰かの心に期待を作り出したくはない」「どこかの時点では我々は将来のラインナップについて議論しなければならなくなる。それは公式な情報だ」「我々はニコと長期契約を結んでおり、ジョリオンとは2017年、そして2017年全てにおける契約を結んでいる」「だが、どこかの段階で我々はオプションを見直さなければならない。それまでにロバートがオプションになるのであれば、我々は目を向けることができる」「だが、我々が話した通り、彼はリストには載っていない」「彼がリストに載るようになるには、達成しなければならない多くのことがある」
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