ルノーは、F1スペインGPで投入する改良されたエンジンによって信頼性とドライバビリティが改善されると考えている。ルノーは、今年最初のテストから2015年パワーユニットのパフォーマンスに苦しんでおり、それが原因で何度もパートナーのレッドブルの怒りを買ってきた。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、バルセロナでルノーの改善を望んでいる。
ルノーのアップグレードがレッドブルの高い期待に応えるかどうかはわからないが、少なくとも信頼性や運転のしやすさは向上することになるという。 「3週間の休みは、シーズンスタートからの情報をすべて見直す時間を与えてくれた」とルノーのオペレーションディレクターを務めるレミ・タフィンはコメント。「我々は序盤に発生した問題に全力で取り組んできた。今回のレースでは改良したスペックのエンジンを使用し、信頼性とドライバビリティが改善するはずだ。スペインでハードワークが成果を挙げるのを楽しみにしている」 「バルセロナはこれまで我々が訪れた最初の4戦と比較してはるかに従来型のサーキットだ。レイアウトに流れがあり、タイトで低速のヘアピンやロングストレートよりも、中・高速コーナーが多い。また丘に沿って作られているため、高低差もある。そのようなサーキットはパワーユニットに中程度の負荷をかける。つまり、すべての部分でオールラウンドのパフォーマンスが必要だということだ」