ルノーのF1エンジン施設が売りに出されているとの噂が報じられている。開幕からトラブルが多発しているルノーのパワーユニット。レッドブルとルノーの別離が報じられるなか、F1オーストリアGPではセバスチャン・ベッテルのエンジンにトラブルが発生し、その噂をさらに加速させた。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはレース後、「トップ10中7台がメルセデスエンジンだった。それがすべてを物語っている」と厳しい発言をしている。
Auto Motor und Sport は、ルノーとメルセデスのエンジンには40馬力から70馬力の差があると報道。しかし、エンジン開発が“凍結”されており、ルノーにできることは、メルセデスのライバルたちのチャンスを広げられるようFIAにルール緩和を論じる以外にほとんどない。 レッドブルのヘルムート・マルコは「それは実現しないだろう。焦点は来年だ」と述べている。さらに、ここへきて衝撃的な噂が浮上している。Auto Motor und Sport は、フランス・ヴィリーにあるルノーのエンジン施設が売りに出されているとの噂を報じた。レポートによると、ルノーは“予想よりも多い”シーズンあたり5,000万ユーロ(約69億4,000万円)前後を費やしているといい、カスタマーからの支払いはあるものの、その一部の支払いは遅れているとされている。また、ルノーにとって今ではPRの価値が“やや低い”ことが状況をさらに悪くしており、同紙は「批判と悪評しかない」と説明している。 この報道に対して、メルセデスのニキ・ラウダは、制限のあるフランスの就業規則のせいで買い手を見つけるのは難しいかもしれないと述べた。 「フランスでは1週間あたりの労働時間は37時間だ。イギリスは43時間だ」
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