レッドブルとエンジン供給元ルノーとの緊張は高いままだが、ルノーは2015年に現在のパワーの低く問題の多いいユニットを交換して新しいパワーユニットをもたらすおとを保証した。ルノーは、今週末のカナダGPでV6パワーユニットの100%のパワーを解放することを明らかにしていた。実際、セバスチャン・ベッテルは予選で堅実なパフォーマンスをみせており、メルセデスの後ろの3番手につけた。
しかし、ルノーの改善について質問されたセバスチャン・ベッテルは「まぁ、正直なところ、ルノーの話がどこから来ているのかわからない。僕たちに限って言えば、常に改善しようとしているけど、ここで大幅なステップは果たしていない」レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、ルノーのレース前の“100%”という主張を軽視している。クリスチャン・ホーナーは「我々はメルセデス勢と比較しておよそ60馬力低い」と Salzburger Nachrichten に述べた。ルノーエンジンは、70周におよぶカナダGPの決勝で燃費がぎりぎりなのではないかと見られている。「メルセデスに問題でなく、燃料による制限もなければ、それは難しい」とレッドブルのヘルムート・マルコは述べた。「また2台のウィリアウズの前に留まるために非常に難しい。彼らはここでトップスピードで最速であり、我々にオーバーテイクを仕掛けてくれば、我々にチャンスはない」しかし、クリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコは、2015年もレッドブルがルノーのパワーユニットを搭載し続けることを確認している。おそらく、それはルノーのレミ・タフィンが、2015年に新しいエンジンを製造すると述べたからだろう。「我々はライバルがやっていること、何が機能しているのかを調査している」とレミ・タフィンは Kleine Zeitung に述べた。「来年、我々は新しいパワーユニットを与える」現在のレギュレーションでは、エンジン開発が実質的に凍結されている。ヘルムート・マルコは、その点について「従って、2015年に再度行われるホモロゲーションに向けて、必要な手段を講じなければならない」と述べた。「少なくとも(メルセデスに対して)攻撃可能な距離をキープできるよう、引き続き努力する。だが2015年には、再び優勝できるようになりたい」