ルノーは、今週末のF1カナダGPでエンジンの最大限のパワーを解放する。ルノーのトラックオペレーション責任者を務めるレミ・タフィンは「シーズン開幕時、我々はカナダGPからリカバリーモードを解除し、軌道に戻ると話していた」と述べた。「過去4レースで我々はいくつか新しいアップグレードを導入した。モントリオールでそのプロセスは完了する。事実上、初めて我々がライバルに対してどの位置にいるかを確認する完全な機会を与えてくれるだろう」
「我々はここでいくつか新しいパーツをデビューさせる。主により大きな信頼性を与えるために設計させたものだ。我々は、ドライバビリティとエネルギー管理をさらに強化するためにソフトウェアにより多くのアップデートを持ち込む」「加えて、我々はモナコでの故障の原因を調査し、それらが再発しないための処置を行った。特に我々はベッテルの問題を調査した。それはMGU-Hのメカニカル問題まで遡った」「問題の部分は再考され、さらにラインチェックの最後も今ではより強化されている。トロ・ロッソのエキソーズトの問題もチームと一緒に調査し、今後どのように問題を回避するかを確認している。我々の診断を改善し、クルマの完全なエキゾートシステムの挙動を理解した」「それらの開発はここなでの一年でパワーユニットにとって最もタフなチャレンジとなるモントリオートで有益だ。ロングストーレートはラップの高いパーセンテージで最大限のパワーを要求する。そのため、ICEに大きな負担をかける」「トップスピードと加速の両方でMGU-KとMGU-Hに頼ることができるので、我々はバルセロナでやったように330kphを上回る速度を見ることができると思っている」「コーナーが少なく、クルマはラップ中に頻繁に減速するわけではないので、エネルギー回復はかなり難しい。結果として、排気ガスを通してMGU-Hのエネルギー回復が強調されることになる。燃費の限界上でできる限り多くのエネルギーが必要になる」「そうは言っても、我々はレースで最も効果的に燃料を使う方法を決定するために伝統的なものと電気エネルギーとの間で適切なバランスもモニターしていく」「競争力はかなり強いことはわかっているが、楽観的な気持ちでモントリオールに向かう。我々は常にトラックで勝つためにベストを尽くしている。実際には控え目でいなければならないが、厳しい冬季テスト期間から我々がどこまで来ているか、どれくらいやるべき仕事が残っているかについての非常に良いテストになるだろう」
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