ルノーは、オーストラリアのグランプリ週末でカスタマーにフルパワーでの走行をようやく解禁した。ルノーは、冬季テストでの深刻なトラブルの解決に取り組んでおり、これまでのテストではV6ターボエンジンの回転数を落とし、パワーユニットをフルパワーでは走らせていなかった。「きちんと機能するソフトウエアがなかったため、必要な経験が得られなかった」とルノーのレミ・タフィンは f1news.ru にコメント。
「そのため、慎重にならざるを得ず、エンジンパワーを制限する必要があった」「だが、もう心配はしていない」「我々は大量の仕事をこなしてきた。大きく自信をつけている。カスタマーはエンジンの最大の能力を利用できる」「進歩はしたが、我々は再びレースに勝つまで休むことはない」F1オーストラリアGPの初日のフリー走行で、ここまでルノーのパワーユニットと関連した問題で危機的な状況とされていたレッドブルのセバスチャン・ベッテルが4番手タイムを記録。ベッテルは「ある意味、ほっとした」と素直な気持ちを口にした。