ロータス・ルノーGPは、来週末のF1カナダGPでは現在のカラーリングを使用できる承認を受けたが、2012年はカラーリングの変更も検討するとしている。今年ロータス・ルノーGPは、タバコブランドのジョン・プレイヤー・スペシャルがスポンサーを務めていた1970〜80年代のチーム・ロータスのカラーリングにインスパイアされた黒と金のマシンカラーリングを採用している。
R31にジョン・プレイヤー・スペシャルのロゴは掲載されていないが、カナダのケベック州ではタバコ広告禁止法が定められており、そのカラーリングがタバコパッケージを連想させる可能性があると懸念されていた。しかし、ロータス・ルノーGPのチーム代表エリック・ブーリエは、ケベック州当局と話し合い、カラーリングにタバコとの関連性がないことを受け入れたと述べた。「通常のカラーリングでモントリオールでレースをできることを嬉しく思っている」とエリック・ブーリエはコメント。「ケベック州当局は、現在のカラーリングがタバコ産業がマシンのスポンサーを務めていた1980年代のイメージを連想させると指摘したが、ロータス・ルノーGPが同産業から直接的にも間接的な資金を得ていないという事実を受け入れてくれた。我々の誠意を認めてくれた彼らに感謝したい」「我々は、ケベック州の法律でタバコ関連の広告に厳しい制限が課せられていることを十分承知している。結果として、我々はアイデンティティと我々のパートナーがそのような産業と関係しているという誤解を払拭するためにあらゆる手段を講じるつもりだ」しかし、ルノーは声明のなかで、来年のF1カナダGPではマシンカラーリングの変更も検討すると述べた。「チームは、2012年は地元の法律に則ってより顕著な方法をとってケベック州当局と取り組んでいくことで合意した」