ロータス・ルノーGPのチーム代表エリック・ブーリエは、チームが序盤2戦で成し遂げた表彰台フィニッシュを続けたければ、トラック上でパーフェクトな週末を過ごさなければならないと述べた。開幕戦オーストラリアGPではヴィタリー・ペトロフが、第2戦マレーシアGPではニック・ハイドフェルドが3位表彰台を獲得したが、第3戦中国GPでは予選での信頼性問題、レースでの保守的な戦略により、苦しい週末となった。
エリック・ブーリエは、上海でのヴィタリー・ペトロフの予選Q2での力強いパフォーマンスがあれば、中国でも再び良い結果を残せていたと述べた。「Q2ではヴィタリーのペースは我々がいるべき場所を示していた」とエリック・ブーリエはコメント。「あのペースがあるなら、我々はパーフェクトな週末を過ごさなければならない」「悪い週末を過ごしている余裕はないし、パーフェクトな週末を過ごすにはあらゆることに対処する準備ができている必要がある」「ビックチームと戦いたければ、そのレベルにいなければならないし、完璧に行わなければならない」エリック・ブーリエは、予選でヴィタリー・ペトロフのエンジンが停止したことでチームの週末は風向きがかわってしまったと述べた。エンジン停止の原因はエアボックスからの出火とみられている。「最初からうまくいっていなかったと言えよう。単に我々はそれをすることができなかった」「ヴィタリーのエンジン問題は、もちろん我々の誤りではなかった。だが、ドライバー達に対処方法を説明することはできた。でも、そうはならなかった」「事故はハイドフェルドの予選にも影響したし、そこから雪だるま式に影響していった。すべてがうまくいかなくなってしまった。それはレースでも同じだった。10番手と16番手スタートなら、も少しアグレッシブな戦略ができたかもしれない」「例えば、(ニコ)ロズベルグの戦略を調査すれば明らかだ。彼はピットストップ前に(ジェンソン)バトンから6秒遅れていたが、みんながピットストップしたとき、彼はみんなの5秒前にいた」「(ルイス)ハミルトンのタイヤを1セット分セーブするという戦略も勇敢だった。ピットインしてすぐにライバルに5〜8秒のアドバンテジを得られるし、それはトラック上での順位を大きく変化される」「前がクリーンでクリアアップが得られれば、トラフィックがペースに影響を与えることはないので引き離すことができる。我々のスタッフも戦略面は非常に良いが、ピレリのデグラデーションにより、異なる方法で週末を取り扱う必要があると思う」ロータス・ルノーGPは、トルコGPで新しいリアウイングの投入を予定している」「有名なリアウイングだ」とエリック・ブーリエは笑う。「3週間あることでマシンに良いアップグレードをもたらせるだろう。だが、それは誰にとっても同じことだ」「我々のポジションをキープしたいし、5〜6位を争いたい。そうなれば良いステップだろう」