ルノーは、アルピーヌおよびケータハムのブランド名でスポーツカーを製造するためにケータハムと設立していた合弁会社の株式を完全買収した。ルノーとケータハムとの小型スポーツカーを共同開発するというプロジェクトが打ち切りになったことは広く知られていたが、ルノーは10日(火)にプレスリリースを発表し、プロジェクトに関してケータハムが所有していた株式を獲得したことを明らかにした。
今後、クルマはアルピーヌのブランド名でルノーによって製造されていくが、ケータハムとして販売されることはなくなった。「ルノーとケータハム・グループとの間の相互契約後、ルノーは、ケータハム・グループが所有していた株式を取得し、オトモビル・アルピーヌ・ケーターハムの株式を100%まで増やた」とルノーはプレスリリースで述べた。「ルノーは今後も2016年に発表するアルピーヌのスポーツカーの開発を独自に継続していく。ケータハム・グループも独自のスポーツカーを続けていく予定だ」「取得により、ルノーとケータハム・グループによって2012年11月に契約された、合名会社を通してスポーツカーを製造するというパートナーシップは終了する。ルノーとケータハム・グループが各社の戦略ポリシーの方向性と沿う形で、他の形態でコーポレーションを行う可能性はまだ想定される」自動車事業とF1チームの売却を含めたケータハム・グループの将来は多くの憶測を呼んでいたが、トニー・フェルナンデスは売りに出ているとの噂を否定していた。