レッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、スペイン以来のグランプリ勝利を目指すチームにとって、オランダグランプリの残りの週末は厳しい戦いになるだろうと考えている。母国での4連勝を狙うマックス・フェルスタッペンだが、ザントフォールト・サーキットのマクラーレンとメルセデスを相手に再び劣勢に立たされる可能性がある。雨の影響を受けたFP1ではオスカー・ピアストリに次ぐ2番手、ドライコンディションのFP2ではマクラーレンとメルセデスに次ぐ5番手となった。
マックス・フェルスタッペンは78ポイントという大差をつけて今週末を迎えるが、レッドブル・レーシングのライバルたちが過去の優位性を排除したため、4戦連続で勝利から遠ざかっている。「明日は非常に厳しい戦いになるだろう」とホーナーはスカイに語った。「天候次第だが、予報は最悪で、日曜日は大丈夫そうだ。しかし、間違いなく厳しい戦いになるだろう」ザントフォールトでのプラクティスで、チームメイトのセルジオ・ペレスが12番手にとどまったこと、また過去5戦でレッドブルを上回る成績を収めているライバルのマクラーレンがいることを踏まえ、ホーナーは「我々の2台のマシンが上位に食い込めていないからだ」と語った。「我々はそれを認識しています。エンジンに関するペナルティを受け、リタイアもあった。我々は何をすべきか明確に理解しており、必ずやる」「10レースは依然として大量のポイントだ。しかし、最初の14レースのうち、我々は7勝しています。そのうち9レースでポールポジションを獲得した。また、2回のスプリントレースでも優勝している」「しかし、競争は激化している。我々は2台のマシンが全力で走る必要がある。したがって、今週末は重要だ。選手権の終わりに向けて、すべてのレースが重要だからだ」長い夏休みを経ての2回のプラクティスセッションでいずれもトップには立てなかったものの、フェルスタッペンはプラクティス初日を終えた時点でのチームのパフォーマンスに落胆はしていないと語る。「ここ数戦はこのような状況が続いているので、特に驚きはない。日曜日に向けて、もう少しパフォーマンスを向上させられるよう努力する」とフェルスタッペンは語った。