レッドブルとアルファタウリとの密接な関係がここ数週間取り沙汰されているが、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはこの関係に対する批判を軽視している。ここ数週間のメディア報道では、ライバルチームは、レッドブルとアルファタウリの協力関係に不満があるとされている。レッドブルは、2006年にミナルディを買収してトロロッソにブランド名を変更して以来、グリッド上に2つのF1チームを所有している。
2024年シーズンでは、F1レギュレーションが許す限り両チームが緊密に協力することになっているが、先日の会議では他チームが提携の範囲を制限する新たなルールを求めたと報じられている。しかし、ホーナーはこのパートナーシップの重要性を否定し、グリッド上に存在する他の提携関係を指摘した。レッドブルとアルファタウリの提携によってパフォーマンスの差が縮まる可能性はあるかと尋ねられたホーナーは「まったくわからない」とメディアに語った。「それはチームにいる人間の質次第だ。もちろん、フェラーリやメルセデスが2つのグランプリチームにギアボックスやサスペンション、シミュレーションツール、風洞を供給しているように、我々が供給できるコンポーネントもある」「それは、両社がまったく同じ関係を築いているからだ。もちろん、それらのツールをどう使うかは彼ら次第であり、マクラーレンが今年後半、ある面ではサプライヤーよりもツールをうまく使っていたことがはわかる」「だから、レギュレーション内で許可されているものをどう活用するかは、本当に彼ら次第だ」ピンク・メルセデスとは程遠い2020年、レーシングポイント(現アストンマーティン)は前年に圧倒的な強さを誇ったメルセデスのマシンに酷似したマシンを発表して物議を醸した。ホーナーは、現在のレッドブル・ファミリーの状況は、約4年前にレーシングポイントが生み出したコピーとはかけ離れていると断言する。「我々はピンクのメルセデスとはかけ離れている」とホーナーは語った。「レギュレーションには、供給が許可されている譲渡可能なコンポーネントがいくつか明記されており、それが得られるものだ」「マシンを見れば、レッドブルのレーシングカーとはかなり根本的な違いがある」「おそらく、アルファタウリよりもはるかに近いコンセプトのマシンがグリッドに並んでいる」「アストンマーティンやマクラーレンを見ればわかる。マクラーレンのリヤサスペンションを見れば、コンセプト的には我々のクルマに非常に近いことがわかる」
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