「フェルスタッペンのチームメイトは誰にでも務まるわけではない」

しかし、チームメイトのセルジオ・ペレスはレッドブルのRB19マシンの優位性を最大限に生かすことができず、今季はフェルスタッペンに次ぐ2位獲得したのは4回だけだ。2025年以降のペレスのポジションを巡る憶測は飛び交っており、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、マクラーレンのランド・ノリスがその「若さとスピード」から魅力的な選択肢になると認めている。ノリスは以前、2025年末までの契約を結ぶマクラーレンとの契約を更新する前にレッドブルからのアプローチを断ったと明言している。しかしノリスは最近、フェルスタッペンと同じチームでコンビを組むことについて話し合ったことを明かし、ホーナーはノリスがレッドブルに来る可能性について質問された。「ランドは素晴らしいドライバーだ。つまり、彼は大きな才能と大きな個性を持ったドライバーで、もちろん注目しているドライバーの1人だ」とホーナーはSky Sports F1に語った。「だが、同様に注目しているドライバーはたくさんいる。現在、膨大な才能を持ったドライバー世代が存在する」「マックスのチームメイトになるのは決して簡単なことではないし、そのチャレンジに応えられるドライバーもいれば、そうでないドライバーもいる。「インハウスのドライバーだけでなく、我々はすべてのドライバー市場に目を光らせている。想像できるように、レッドブルのマシンに乗ることに特定のセクターからかなりの関心が寄せられている」「マックスはその自信、献身、才能において非常に高いレベルにある。同じエキップメントで誰かが彼に勝つことを想像するのは難しい」今シーズン初め、元F1ドライバーで現在は評論家として活躍するカルン・チャンドックが、レッドブルがイギリス人ドライバーを起用しないことがイギリス国内での分裂を招いている一因だと指摘した。しかしホーナーは、チームがドライバーのラインアップを決める際に国籍が考慮されたことは一度もないと断言する。「それほど深く考えたことはない」とホーナーは反論した。「つまり、我々にはイギリス人ドライバーはいないということだ」「オーストリア資本のF1チームだが、イギリスを拠点とするチームなんだ。つまり、従業員の95％がイギリス人、もしくはイギリス在住者だ」「それはイギリス、F1全般、そしてここミルトン・キーンズにとって、非常に大きな成功事例だと思う。我々はおそらく最大の資産のひとつだ。まさに驚異的だった」