レッドブルのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2023年F1第15戦イタリアGPのトップ争いでマックス・フェルスタッペンがカルロス・サインツの“弱点”を突いたと考えている。サインツは14周にわたってトップをキープしたが、ターン1で致命的なミスを犯したため、フェルスタッペンはクルヴァ・グランデを抜けて横に並び、ロッジアのシケインでインを突いた。
SF-23のストレートラインスピードがサインツがトップを維持でいた大きな要因であることは明らかで、彼はスタート/フィニッシュ ストレートでもでトウをブレイクしようとしていた。フェルスタッペンがタイミングを待っていたかとの質問されたホーナーは「我々は全力を尽くし、信じられないほど懸命にプッシュしており、フェラーリ勢も懸命に戦っていて、真っ向勝負だった」と語った。「マックスはあの状況において、非常に賢明だった。カルロスの弱点を突いてタイヤを使わせた」「彼はターン1で何度か接近していたが、最終的にそれを成功させることができた」フェルスタッペンはリードを奪う数周前にサインツのSF-23のリアがスライドし始めているとチーム無線で語っていた。ホーナーは、気温の高さがレース序盤に影響することは予想していたと語った。「フェラーリはストレートでとても速かったが、マックスは彼らがリアタイヤに少し負担をかけていることがわかったと思う」とホーナーは語った。「それは、気温が少し高くなることがわかっていて採用したセットアップの戦略の一部だった」