レッドブルは、F1モナコGPでマーク・ウェバーが1位、セバスチャン・ベッテルが2位だった。マーク・ウェバー (1位)「今日はスペシャルな1日だった。人生最高の日かも知れないね。F1ドライバーならば誰でもレースに勝ちたいと思うし、もしチョイスがあるならば、誰だってF1で最も栄誉あるレースで勝ちたいはずだ。このモナコでアイルトン・セナなどと並ぶ結果を出せたことは、ひとりのドライバーとして本当にスペシャルなことだ。最後の数周はすごかった」
「トップを走っていると、最後の数周はコースの幅がどんどん狭くなり、バリヤがどんどん迫ってくるような感じがすると、パレードラップでジェンソンが言っていたが、最後の15周は本当にそんな感じだった。1−2フィニッシュは、チームにとって最高の栄誉だ。本当に素晴らしい。セイフティーカーはありがたくないけどね。他のクルマとの差を広げるために頑張って、リスクを賭けて速いタイムで走ろうとしているのに、セイフティーカーが出るとそれが帳消しになって、速いドライバーたちに追いつかれてしまう。こういうレースはとても難しいが、これもドライバーの役割のひとつ。落ち着いて自分の仕事をやり遂げるだけさ。この2戦で50ポイントを得点できたことは素晴らしいが、まだ先は長い。いろいろなコンディションやサーキットが待ち受けているだろう。今後もエキサイティングなレースを期待している」セバスチャン・ベッテル (2位)「ハッピーだよ。3番手グリッドからのスタートとしては最高の結果だろう。モナコは誰も抜けないのが普通なんだから、2位でも満足だ。スタートの加速が良かったので、ロバートのインサイドに飛び込むことができ、第1コーナーの入り口で彼を抜くことができた。あれが2位完走に繋がった重要なポイントだった。今日はマークのペースについて行けなかったが、その原因を考える必用がある。特にレース序盤と、再スタートの後が難しかった。後半になってようやくグリップを感じることができてマークのペースに近づいたが、その時にはすでに彼はずっと先を行っていた。ここではオーバーテイクがほとんど不可能なので、彼に追いつこうとしても意味はなかった。それに、今日はバックミラーにも注意が必要だった。ロバートがかなり激しくプッシュしていたので、再スタートで彼との差を広げるのが難しかった。横への動きも多かったが、満足している。今日はベストの結果だと思う。大量得点できたので、とても有意義なレースだった」クリスチャン・ホーナー チーム代表「今日は最高のリザルトを達成することができた。マーク・ウェバーにとっては最高の週末だったと思う。2戦連続のグランプリ優勝、しかもそのひとつはF1で最も名誉あるモナコでの優勝だ。レッドブル・レーシングの全員にとって、本当に誇れることだ。しかもただの優勝ではなく、1−2フィニッシュだったので、チームにとっては最高の日だった。これでドライバーズ・チャンピオンシップは1位、コンストラクターズ・チャンピオンシップも1位だ。この最高のリザルトは、今日のようなリザルトを可能にしてくれた舞台裏のメンバーの努力の結晶でもある。1−2−3フィニッシュを達成したルノーも見事だった」ファブリス・ロム ルノー・プリンシパルエンジニア「完ぺきな1日だった。モナコだったので、さらに嬉しかった。レッドブルは1−2、ルノーは1−2−3フィニッシュだったので、エンジン・チームは非常に盛り上がった。レッドブル・レーシングの一員として良い関係を築くことができたのは我々の誇りだ。また、今回のレースのために最高のチューニングを施した本当に素晴らしいエンジンを我々に与えてくれたルノー・スポーツの一員であることにも誇りを感じている。1−2−3の結果は最高だ。ドライバーズ及びコンストラクターズ・チャンピオンシップの順位も、とても良いポジションに上昇した。本当にパーフェクトな1日だった」今回のレース結果により、ドライバーズランキングでマーク・ウェバーが首位、セバスチャン・ベッテルが2位に浮上。コンストラクターズランキングでもレッドブルが首位に躍り出た。
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