メルセデスはレッドブルに負けるのを恐れてエンジンを供給したがらなかった、とレッドブルのモータスポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは主張する。レッドブルは、昨年搭載したルノーエンジンに技術的トラブルが多発したため、メルセデスにエンジンを変更しようとしていた。だが、ブラウンGP(現メルセデスGP)とマクラーレンが契約に対して拒否権を行使したとされ、レッドブルはルノーエンジンを継続した。
「彼らは我々に供給したくなかったんだ。傲慢ではなく、我々がエンジンを得れば、彼らはトラックで我々が見えなくなることをわかっていたんだ」ヘルムート・マルコは、メルセデスがエンジン開発凍結にも関わらずアドバンテージを補ったと主張し、レッドブルがFIAに対してライバルに追いつくためにエンジンパフォーマンスの均一化を求めていることを認めた。「ルノーとフェラーリもだが、我々は現在エンジンの状況を均一化させるというに取り組んでいる」バーレーンGPでは、セバスチャン・ベッテルがレース中盤に失速。当初はエキゾーストパイプの故障とみられていたが、その後レッドブルは点火プラグの不具合であることをリリースで明らかにした。マーク・ウェバーがレースのスタートで白煙をあげた件について問われたクリスチャン・ホーナーは「正直、私にはわからない。ルノーに聞かなければならない」とコメント。当初、問題がエンジン故障のようにみえたとの会話では「私もそう思った。フラストレーションを感じた瞬間でもあった」
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