レッドブルF1、開幕戦で制限要因となったフロントブレーキダクトを改良

レッドブル・レーシングは、ダブルリタイアを引き起こした問題を修正。チームからの報告によると、原因は燃料ポンプが真空になり、燃料を吸い込んでエンジンに送ることができなかったことが問題だったとしている。この問題は2台の車をリタイアに追い込んだため、最も深刻な問題であったことは明らかだが、レッドブル・レーシングはレース中に別の大きな懸念を抱えていた。マックス・フェルスタッペンはブレーキ温度を大幅に管理する必要があり、勝利のためにシャルル・レクレールとの戦いを断念せざるを得なかった。レッドブルは、ブレーキ冷却を強化して信頼性を向上させるために、サウジアラビアグランプリに向けてフロントブレーキダクトを変更した。「テスト中、ブレーキが熱くなっていて修正を試みていたので、レースにはそれで十分だと思っていた」とマックス・フェルスタッペンは語った。「もちろん、戦っていて車の近くにいるとき、ブレーキは熱くなる、そして、それが僕がたくさんリフトしなければならなかった理由だ」「シャルルとの戦いの後、基本的に3周目以降、ブレーキが文字通り燃えていたため、バックアウトしなければならなかった」「ブレーキに注意しなければならなかった。ブレーキがなければ、強引に何かをしようとすることに価値はなかった」「ラップタイムが犠牲になるので僕たちはそれを修正しようと思る。もちろん、今週末はすでに改善されていることを願っている」しかし、マックス・フェルスタッペンはレッドブル・レーシングの2台、、そして、もう1台のホンダ/レッドブル製エンジンを搭載するスクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーがMGU-Kの問題でリタイアしたという事実に満足していない。それはテストで予見されるべきだったのか、もしくは単純に不運だったのかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「テストでは遭遇しなかったし、僕たちはそれについてまったく分かっていなかった。僕にはどうやって見つけたのか分からない」とコメント。「ある意味、それは不運だと言うことができるけど、もう起こらないはずだ。それくらい簡単なことだ」「基本的に3台の車がリタイアして、それを回避する方法はなかったのはかなり悪かった」「僕たちはもっとうまくやらなければならない。タイトル争いをしたいなら、バーレーンのようなレースをすることはできない」また、マックス・フェルスタッペンは、車の全体的なパフォーマンスに完全に満足しているわけではなく、RB18からさらに多くのものがもたらされると信じているマックス・フェルスタッペンはレッドブル・レーシングには「乗り越えなければならないことがかなりある」と説明したが、問題は「競争力のない車を持っているときよりも簡単だ」と語った。