レッドブルF1の新車RB18を設計したエイドリアン・ニューウェイは、2022年のレギュレーション変更は、1983年以来最大の変化だと語る。オラクル・レッドブル・レーシングは、2月9日(水)に新車『RB18』をお披露目。マックス・フェルスタッペンは、カーナンバー1を掲げてRB18でのタイトルの防衛に挑む。
F1は、より緊密なレースを促進するために、グラウンドエフェクト効果のフロア、簡素化されたフロントウイング、劇的なリアウイングを備えたF1マシンに加え、新しいピレリの18インチタイヤを採用する。レッドブルは、RB18をショーカーに近い形で披露し、多くの詳細は明らかにいないが、昨年との違いはすでにはっきりと見えている。レッドブルF1の最高技術責任者としてRB18の設計の指揮を執ったエイドリアン・ニューウェイは「レギュレーション変更は非常に大きく、グラウンドエフェクト効果が禁止され、フラットボトムマシンが導入された1983年以来最大だ」とコメント。「空力の変化はオーバーテイクを促進することを目的としている。乱気流が後ろのマシンを通過するので、ダウンフォースをよりよく保持するという考え方だ」レッドブルF1のテクニカルディレクターのピエール・ワシェは、RB18の空力の変化の結果についてさらに次のように説明する。「メカニカルグリップに影響を与え、したがって、マシンの路面保持に影響を与える。新しい、より効率的なダウンフォースにより、このタイプのマシンは、同じ量のダウンフォースでストレートでもはるかに高速になる」とピエール・ワシェは語った。レッドブルF1のチーフエンジニアのポール・モナハンは、新しい、より大きなタイヤについて次のように説明した。「18インチのサイズはマシンを少し重くし、全体的な空力にもかなり大きな影響を与える。これらのコンパンドの特徴を知り、理解することは難しいだろう。いわば、白紙の状態からのスタートとなる」