レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダF1と一緒に働き始めてからの関係は“驚異的”だったと振り返る。ホンダは2015年にF1に復帰し、当時のパートナーであるマクラーレンにF1パワーユニットを供給したが、主に信頼性、そして、グリッド最後尾を争うパフォーマンス不足が原因でパートナーシップは決裂した。
当時、ルノーのF1パワーユニットに不満を持っていたレッドブルは、マクラーレンとのパートナーシップが終了した2018年に姉妹チームのトロロッソに供給するチャンスをホンダに与えて様子を見た。そして、トロロッソで目にしたホンダF1の仕事に満足し、翌年からルノーからホンダに切り替えて、大成功を収めたパートナーシップを開始した。クリスチャン・ホーナーは、ホンダF1との関係は「驚異的」だったと語る。「ホンダの情熱、コミットメント、労働倫理…F1に戻ったとき、彼らは苦労していた。彼らは頭を下げて、それに一生懸命取り組んだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。「そして、彼らとのこの関係の初日からそれは驚異的だった。彼らの文化を通して、彼らが持っている労働倫理を見ることができるだろう」「今年のこのエンジンは12か月前倒しされた。シルバーストンでのインシデントがなかったら、マックスはシーズン全体を3基のエンジンで走り切っていただろう」パートナーシップは、マックス・フェルスタッペンが、レッドブル・レーシングにとって2013年以来ホンダF1にとっては1991以来となるドライバーズチャンピオンシップをもたらした2021年に絶頂を迎えて終了した。ホンダF1は、エンジンサプライヤーとしては正式にF1から離れるが、2022年もレッドブルのエンジン部門であるレッドブル・テクノロジーズが軌道に乗るまで日本のHRD Sakuraでパワーユニットを製造してレッドブルとアルファタウリに供給する。特に今年の成功を考えると、多くの人が両社にとって大きな損失と見なしているが、クリスチャン・ホーナーはポジティブな面に目を向ける。「1991年のアイルトン・セナ以来、30年ぶりのドライバーズ世界選手権は彼らにとって大きな瞬間だ」とクリスチャン・ホーナーは付け加えました。「ホンダと達成したこと、ホンダが提供してくれたことを非常に誇りに思っている。ホンダは正式にいなくなるが、今後数年間ホンダとの関係を維持できる未来を楽しみにしている」
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