レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1アメリカGPのフリー走行2回目に起こったルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンによるサイド・バイ・サイドの順番取りは“不要”だったと語る。これまで2度の接触事故を起こしている二人は、すでにお互いに一歩も退かないことを宣言している。その姿勢は、F1アメリカGPのフリー走行でも現れた。
二人は同時にホットラップを開始。最終的にルイス・ハミルトンが前に出たが、1コーナーまでレースさながらのサイド・バイ・サイドの攻防をみせた。マックス・フェルスタッペンは中指を立てて“愚かな馬鹿野郎”だと非難した。だが、ヘルムート・マルコは、両方のドライバーにとってそういった行為は不要だと感じている。ヘルムート・マルコは「シーズン中にしばしば見てきた」と Sky Germany に語った「この2人が一緒に夕食をとることはあまりないだろう。とにかくそれはわかっている。だが、あれは不要なことだと思う」ヘルムート・マルコは、その瞬間には満足していなかったが、レッドブル・ホンダがFP2でメルセデスとのギャップを縮めたことに満足していると語る。FP1ではメルセデスが1-2だったが、FP2ではセルジオ・ペレスがタイムシートのトップに立っている。「最初のプラクティスでのほぼ1秒のギャップは、明らかに縮小した」とヘルムート・マルコは語った。「今週末は厳しいレースになるだろうが、以前に考えていたほど明確なメルセデス寄りではない」一方、マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンがニアミスでで何を証明しようとしていたのか理解していないと述べた。「よく分からない。僕たち全員が自分たちのラップのために並んでいるわけだし、あそこで何が起こったのかよく分からない」とマックス・フェルスタッペンは語った。レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャンホーナーは、ルイス・ハミルトンが列を飛び越えたと感じている。「彼らは明らかにラップを開始するために列を作っていた。そして、ルイスはあそこでマックスをジャンプすることに決めた」と Sky F1 に語った。「このようなセッションでは順番を変えることについて暗黙の了解があると思う。だが、マックスは彼が最初に列に並んでいることを指摘していたし、そのようなことのひとつだ」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿