元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、レッドブル・ホンダが2021年の残りのレースでマックス・フェルスタッペンにタイトルを獲得するために十分なマシンを提供できないのではないかと心配している。シーズン終盤にむけて、現在、マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンにわずか6ポイントのリードを築いている。
レッドブル・ホンダとメルセデスのどちらがマシンが強いかについてはシーズンを通して変化してきた。しかし、過去2戦ではルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがレースに勝っており、今ではメルセデスが優位に立っているように見える。特にF1トルコGPでは、メルセデスがエンジン面でホンダF1に対して大きく前進していることが示された。レッドブルF1の上層部は、メルセデスの直線スピードの飛躍に困惑している。前戦F1トルコGPでのメルセデスの競争力を目にしたことで、元レッドブルF1のドライバーであるマーク・ウェバーは、チームがマックス・フェルスタッペンに十分に強力なマシンを与えることができないのではないかと心配している。「トルコでのレースの裏で僕が抱いた小さな懸念は『レッドブルはマックスにこのチャンピオンシップを制することができるマシンを与えられるだろうか?』というものだった」とマーク・ウェバーは F1 Nation で語った。「なぜなら、あのようなコンディションでのマックスの状況を判断すれば、私はバルテリのせいで多くのお金を失っていただろうからね。フェルスタッペンの方がはるかに速く走ると思っていたが、彼はバルテリのスピードに対処できなかった」「それは興味深いことだった。ドライとウェットの両方のパフォーマンスの観点から、メルセデスがマシンに搭載した新しいエンジン、いくつかの空力などによって、現在、レッドブルは、メルセデスのペースに反応する必要があることを把握していると思う」「マックスは本気でそこに喰らいついている。OK、彼はモンツァでクラッシュしたが、ロシアでは明らかに見事な走りをしていたと思う。トルコでもこれ以上ないくらいマシンから引き出していいた」マーク・ウェバーが、メルセデスに感銘を与えた最近のレースは、F1トルコGPだけではない。バルテリ・ボッタスが予選とスプリント予選でマックス・フェルスタッペンを上回り、後方からスタートして4位でレースをフィニッシュしたF1イタリアGPにも注目している。「最近のトラックでは、メルセデスにアドバンテージがあったと考えなければならないだろう」とマーク・ウェバーは付け加えた。「モンツァでバルテリはペナルティを受けなければならなかったが、ポールをかさらったことを忘れてはならない。彼はトルコでもポールを獲得することができた。ペナルティがなかったそのレースでは姿を消した」「したがって、彼らはチャンピオンシップの重要な部分で勢いをつけ始めていると思う」
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