レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1ハンガリーGP予選の最終局面でのルイス・ハミルトン(メルセデス)の“ゲームマンシップ”は「大きな問題ではない」と語った。ルイス・ハミルトンは、F1ハンガリーGPの予選Q3の1回目のアタックで暫定ポールポジションを獲得。ライバルのマックス・フェルスタッペンは0.5秒以上離されて3番手にいた。
迎えた2回目のアタック。ルイス・ハミルトンとチームメイトのバルテリ・ボッタスは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの前を走り、ルイス・ハミルトンのタイヤを準備する際に最終セクターで減速した。その後、ルイス・ハミルトンはラップを加速するために最終コーナーに向かって加速し、チェッカーが降られる前にラインを通過。マックス・フェルスタッペンはなんとか通過できたが、セルジオ・ペレスは通過できず2回目のアタックでタイムを出すことができなかった。Q3の2回目のアタックでのルイス・ハミルトンは、1回目を更新することができなかったが、ポールポジションを獲得。対するマックス・フェルスタッペンは0.1秒しか縮めることができず、3番グリッドのままとなった。だが、レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、最終セクターのスロー走行はレッドブルとしては“実際”には不満はないと述べ、“ちょっとしたゲームマンシップ”だと読んだ。「ルイスはバンカーで物凄いラップをした。したがって、彼は物事をただバックアップするだけでよかったし、当然ながら、我々のマシンをクリーンに走らせたくはない」とクリスチャン・ホーナーは語った。「しかし、彼にはそれを行う権利がある。彼にはトラックポジションがあった。大きな問題ではない。重要なのは明日だ」レッドブルが逆の立場だったら同じことをしたかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「我々ならばおそらく自分たちのタイヤの準備に集中していたと思う。彼のラップタイムは彼の予選ベストタイムにほど遠いことがわかっているからね」「彼は明らかに後ろで起こっていることにもっと興味を持っていた。しかし、それはゲームの一部だ」セルジオ・ペレスは2周目がラップができなかったものの4番手をキープした。予選終了後、ペレスはチェッカーまでに“十分なマージン”があると考えていたと Sky Sports に説明した。「残念ながら、そうではなかった。基本的にそれを最後のアテンプトを失ったことを意味した」とマックス・フェルスタッペンと同じくQ2をミディアムで突破できない懸念から決勝をソフトでスタートすることになったセルジオ・ペレスは語った。「マシンにはかなりのタイムが残っていたと思う。いくつかの調整を行ったけど、コーナーがたくさんあるので、1つのコーナーを正しくまとめれば、大きくラップタイムを縮められる場所だ」「本当に残念だ。結局、僕たちは明日のための良いスタートポジションがある。でも、僕たちはメルセデスが非常に強くなることを知っていた。なので、明日は彼らに多くのプレッシャーをかけることができることを本当に願っている」
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