レッドブルF1はオーストリアGPでペナルティが相次いだことに不満を述べているが、F1レースディレクターを務めるマイケル・マシは、レッドブルからランド・ノリスを審議するようにスチュワードに要求があったと明かした。1周目のセーフティカーの後、4周目に迎えたリスタートで、セルジオ・ペレスはターン4でランド・ノリスをアウトサイドから抜きにかかった。しかし、コース上にスペースはなく、グラベルを走行したことでポジションを犠牲にした。
数分後、レースコントロールは、スチュワードがランド・ノリスとセルジオ・ペレスのインシデントを審議していることを発表し、その後、ノリスがペレスをコース外に追いやったとして5秒加算ペナルティが発表された。その後、セルジオ・ペレスは、シャルル・ルクレールをコース外に追いやったとして2回の5秒加算ペナルティを科せられており、それ以外にもレース中はペナルティが飛び交った。レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「サッカー選手がダイブをしているのと同じようなことは望んでいない」と語り、悪い前例を作ったとして、ペナルティを批判した。だが、マイケル・マシは、スチュワードにインシデントの調査を最初に依頼したのはレッドブルだったと述べた。「すぐに行動したのはレッドブルで、ランド・ノリスとセルジオ・ペレスの事件を調査するように求めてきた」とマイケル・マシは ASN Motorsport に語った。「そして、フェラーリは、シャルル・ルクレールとセルジオ・ペレスとのインシデントのどちらの状況でも調査するように求めてきた」「他にも数人いたかもしれないが、それ以外に、調査中の問題について質問してきた人は誰もいなかった」ランド・ノリスのタイムペナルティには、ライセンスに2点のペナルティポイントが加わり、ノリスはレース禁止まであと2点となる累積10点となった。ただし、そのうちの2点はF1イギリスGPまでに期限切れになる。ランド・ノリスとマックス・フェルスタッペンは、ペナルティポイントシステムに疑問を投げかけた。だが、マイケル・マシはペナルティポイントを擁護し、軽微な侵害に対しても「過酷」ではないと断言する。「すでに存在するペナルティポイントシステムだ。ずっとそこにあった。多くの国で公道を運転している従わなければならない最大数の点数を持っている人々と同じだ」「それに応じて、ドライビングスタイルなどを調整する必要がある。だから、それらが厳しいとは思わない。それは昨年末に議論された。そして、それが様々なチームの様々なドライバーに様々な方法で影響を与えるのは面白いことだ」「昨年末、FIAとF1の全員、チームを巻き込んで、今年は変更がないということでコンセンサスを得た。そして、我々がシーズン途中にそれを変えるつもりはない」「つまり、ペナルティスケールはチーム全員が同意し、実際には年の初めにインプットしたものだ。それがスチュワードが使用しているものだ」
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