レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1ポルトガルGPの決勝でマックス・フェルスタッペンがファステストラップを抹消されてボーナスポイントを獲得できなかったことを受け、F1はトラックリミットのシステムを“変更する必要がある”と主張する。マックス・フェルスタッペンは、ファイナルラップでフリーストップを理想してソフトタイヤに交換してファステストラップを狙いに行き、バルテリ・ボッタスを0.016秒上回る1分19秒849をマークした。
しかし、レースコントロールはターン14でトラックリミットを超過していたと判断し、チェッカーフラッグ直後にマックス・フェルスタッペンのファステストラップを抹消した。マックス・フェルスタッペンはこの決定に戸惑いをみせており、土曜日の走行からはターン14のトラックリミットは監視されていないと思っていたと語った。「ファステストラップが、馬鹿げたトラックリミットで取り消されるのは残念だね(笑)。グラベルを設置すべきだ。しょうがないことなので、僕たちはトライし続け、この差を埋めていかなければなたない」とマックス・フェルスタッペンはレース後に語っている。ヘルムート・マルコも不満を抱いており、トラックリミットの判断は「うっとうしい」と不快感をあらわにした。「これで我々は勝利、ファステストラップ、ポールポジションを奪われたことになる」とヘルムート・マルコはレース後に Sky Sports Germany に語った。「物事は3回起きるということわざがあるいが、これがその最後になることを願っている」「何かを変える必要がある。縁石で境界を作るか、グラベルか何か作りるべきだ。それであれば、コースオフすれば、自動的にペナルティが課せられる」「(ランド)ノリスが(セルジオ)ペレスを追い抜いたとき、4輪すべてではみ出していたが、何の結果もなかった。一貫性がないし、そのようなルールでジャッジしていては競争にならない」マックス・フェルスタッペンは、開幕戦F1バーレーンGPのレース終盤にルイス・ハミルトンを追い抜いた際にコースを外れたと見なされた後、勝利を逃している。また、F1ポルトガルGPの予選Q3ではファステストラップを設定したが、ターン4でトラックリミットを超えたためにファステストラップを抹消された。また、セルジオ・ペレスは再スタート後のオープニングラップでマクラーレンのランド・ノリスに追い抜かれたが、ターン5の出口でオフトラックで追い抜いたと考えていたと語った。「ミラーを見て、ランドは完全にコースから外れていると思った」とセルジオ・ペレスは語った。「そのため、彼がポジションを返してくれると思い、そのポジションを十分に懸命に戦わなかった。誤解していたのかもしれない」「ランドを通過するのに数周かかり、それがリーダーとのギャップを生み出した。それまでに基本的にレースから外れていた」
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