レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2021年のF1プレシーズンテストでのメルセデスF1チームの控えめなパフォーマンスに関して結論に飛びつくことを拒否。メルセデスF1はまだW12の“真のポテンシャル”を示していないと主張した。バーレーンで開催されたF1プレシーズンテストの初日、メルセデスF1は午前中にギアボックストラブルに見舞われてバルテリ・ボッタスが6周しかできかったことを含め、様々な問題に悩まされた。
2日目と最終日にはメルセデスF1に進歩が見られたが、ルイス・ハミルトンの総合ベストラップは、ペースセッターのマックス・フェルスタッペンのベストタイムよりも1秒以上下回った。しかし、エンジンモード、燃料レベルなど、通常のF1プレシーズンテストには加味される変数があり、ヘルムート・マルコは、前年と比較して相対的にパフォーマンスが低くみえるメルセデスF1について判断を下すことを拒否した。「メルセデスはまだ真のポテンシャルを見せていない」とヘルムート・マルコは Sky Germany に語った。「もちろん、我々はメルセデスがギアボックスの問題に対処しなければならなかったことを学び、今では2番目のメルセデスチームであるアストンマーティンもそうだった」「それらの問題は本質的に電子的なものだったが、徹底的に調査されるだろう」「いじれにしろ、現在、我々全員には3日間しかテストがないというデメリットがある。半日停滞するのは理想からはほど遠い」レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、ヘルムート・マルコの発言を繰り返し、メルセデスが負けることに賭けるのは愚かなことだと同意した。「クラスチームがいる。2年前にも彼らは冬季テスト中に問題を抱えていたが、その後メルボルンで我々を捻りつぶした」とクリスチャン・ホーナーはMotorsport-Total に語った。「あの車がバーレーンでの最初の2日間で見栄えが良くなかったのは事実だが、F1でそのようなことは非常に急速に変化する可能性がある」
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