ホンダF1の知的財産権を引き継ぐための条件をクリアしたレッドブルは、ミルトンキーンズ本社の既存の建物のひとつに“エンジンショップ”を設立する計画であることを明らかにした。2月11日(木)に行われたF1コミッションの会議で、F1チームはようやく2022年の初めからエンジン開発を凍結することに合意した。この決定により、レッドブルはホンダのF1エンジンプログラムを引き継いで、レッドブル・レーシングとアルファタウリに供給する土台が整った。
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今後のエンジン計画についていくつかの洞察を与えた。「そうやくすべてが実現したこところだ・・・やっと始まったところだ」とヘルムート・マルコは Motorsport-Magazin にコメント。「今日現在、ミルトンキーンズに“レッドブル・パワートレインズ(Red Bull Powertrains)”という新会社を設立するための準備が進められている」「既存の建物の1つである8号棟が、エンジンショップに改造される」ホンダF1はすでにミルトンキーンズに施設を持っているが、ヘルムート・マルコはそれがレッドブルのニーズに適していないと語る。。「ホンダの施設は電気モーターにより適合している。十分ではないし、エンジンに必要な最適化を実行する最新のベンチテストさえない」レッドブルとルノーとのパートナーシップの最終年では、時計会社のタグ・ホイヤーがパワーユニットの命名権を取得した。ヘルムート・マルコがホンダのF1エンジンカバーに他のブランドが刻印される方向であることを示唆した。「もちろん、他の自動車メーカーをスポンサーにうけることはできないが、他の関心のある会社であれば可能だ」