レッドブルが2022年にホンダのF1エンジンを継続して使用できるかどうかを決定する電子投票は2月11日のF1コミッションの会議で行われるようだ。先週、海外メディアは2022年シーズンの最初のレースからF1エンジン開発の凍結を導入するかどうかを決定するための電子投票は1月25日(月)に実施されると報じていた。
先週の時点で、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも、F1エンジンの開発凍結に関する最終的な確定は“来週行われるはず”だと語っていた。だが、 RaceFans は、電子投票は実施されなかったと報道。チームの情報筋の「金曜日に存在していた投票のための業務は月曜日にはもう存在しなかった」とのコメントを伝えた。F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1エンジン開発については“まだ議論中”であることを RaceFansに確認。2月11日のF1コミッションの会議で投票が実施されるとした。ホンダは、2021年シーズンをもってF1から撤退するが、レッドブルはホンダから知的財産権を引き継いで最新のホンダ製F1エンジンの開発を自社で続け、2022年以降もレッドブル・レーシングとアルファタウリに搭載することを望んでいる。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダF1は、レッドブルとF1エンジンに関する知的財産権の譲渡について合意に達しているとしている。「話し合いは非常に建設的で、彼らは非常に親切だ。公式のファクトリーサポートがなくても、将来的に非常に競争力のあるエンジンになる可能性がある」とヘルムート・マルコはコメント。「後はFIAからエンジン面の開発凍結を行うという証拠を書いてもらうだけだ」ヘルムート・マルコは、F1エンジンの凍結はレッドブルにとって良いだけではないと主張する」「我々はコストキャップを導入し、ドライバーサラリーの制限と削減について話し合っている。エンジンはすべてがオープンなままである必要がある。さらに新しいエンジンレギュレーションが2025年に前倒しされることは明らかだ」「このエンジンはF1でかなりのコストドライバーであることが証明されている。もうこれ以上投資しても意味がない。F1にとって、それは非常に明確な決定理由となる」ヘルムート・マルコは、F1エンジンの凍結が実施されない場合、「レッドブルはF1での状況を大幅に再考するだろう」と警告する。「これは恐喝ではない」とヘルムート・マルコは主張し、レッドブルにはプランBはないことを付け加えた。「コスト的な理由から、これらの不運なエンジンではエンジンの凍結が唯一の方法だ」