レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、フェラーリでの苦戦によってF1は現在「本物のセバスチャン・ベッテル」を見ることができていないと語る。セバスチャン・ベッテルとクリスチャン・ホーナーとの密接な協力体制により、2013年から2013年までレッドブル・レーシングはダブルタイトルを4連覇。だが、ベッテルはチームを去り、2015年からフェラーリに加入した。
セバスチャン・ベッテルは、2017年と2018年にドライバーズ選手権で2位となり、フェラーリのNo.1ドライバーとしての座を確固となるものにしていたが、昨年は新加入のシャルル・ルクレールに敗北。今シーズンはフェラーリ自体の低迷もあり、セバスチャン・ベッテルはランキング13位に沈んでいる。クリスチャン・ホーナーは、フェラーリF1の環境はセバスチャン・ベッテルにとってもはや快適ではなく、現在、F1は本物のセバスチャン・ベッテルのポテンシャルを目にすることができていないと語る。「何らかの理由で、現時点では彼にとってはうまくいっていない」とクリスチャン・ホーナーはは語った。「どのドライバーも自分たちの環境に満足でなければならないと思う、そして、彼の肩にプレッシャーがかなりの重くのしかかっている。それはどんなスポーツマン、アスリートであれ、影響が出るものだ」「現在、我々が目にしているのは本物のセバスチャン・ベッテルだとは思わない」「現在、彼は手にしているプロダクトで困難な時期を過ごしている。だが、彼がこれまでのキャリアの中で達成したことから何かを奪うことはできない」クリスチャン・ホーナーは、セバスチャン・ベッテルが様々なマシン特性やレギュレーションのなかで成功を収めてきたと指摘。今後も多くの記録で上位に残ることになると考えている。「セバスチャンは、給油、ブロンディフューザー、Fダクト、DRSのありなしのなかで運転してきたし、長年にわたってかなり相違のあるマシンをドライブしてきた。レッドブルでのそれらの年は非常に特別だった」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。「彼はスポーツの歴史の中で3番目に成功したドライバーだと思う。彼は素晴らしいことを成し遂げてきた。多くの記録しばらくの間そこに君臨し続けるだろう」