レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、現時点でマックス・フェルスタッペンの実力はメルセデスのルイス・ハミルトンと“ほとんど差はない”と考えており、近い将来コース上で接戦を繰り広げることを期待していると語る。6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、先週末のF1スペインGPで圧倒的な強さで優勝。ドライバーズ選手権で2位のマックス・フェルスタッペンとの差は37ポイントに広げた。
一方、マックス・フェルスタッペンは、F1スペインGPではメルセデス勢に割って入る2位表彰台を獲得。開幕戦こそマシントラブルによってリタイアに終わったが、そこからは5戦連続で表彰台を獲得する安定感をみせており、F1 70周年記念GPではメルセデス以外では唯一となる優勝を収めており、ランキングで3位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)を上回っている。マックス・フェルスタッペンは、F1スペインGPの2位表彰台に満足しており、レッドブル・ホンダの現時点でのメルセデスとのペース差を考えれば、最大限の結果だったと語っている。マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの実力差をどのように比較するかと質問されたクリスチャン・ホーナーは、2人のパフォーマンスにはわずかな差しかないと語った。「彼はF1で好調なドライバーの二人だ」とクリスチャン・ホーナーはF1スペインGP後に Sky Sports F1 にコメント。「彼らの間にほとんど差はない。興味深いことに、マックスは22歳でルイスは35歳だ。彼らはそれぞれキャリアの異なる段階にいる」「今後のレースで彼ら二人による互角の勝負を見えることを期待している。それが視聴者が見たいものだと思っている。チームもそれを見たいと思っているし、F1にとっても良いことだと思っている」F1スペインGPのプラクティスでマックス・フェルスタッペンはロングランで印象的なパフォーマンスを示しており、決勝ではメルセデスに挑戦できると考えられていた。しかし、蓋を開けてみれば、マックス・フェルスタッペンは3つのスティントすべてでルイス・ハミルトンのペースに対抗することができなかった。最終的にチェッカーを受けたときには20秒以上の差をつけられてのフィニッシュとなった。それでも、クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンがスタートでバルテリ・ボッタスを抜いて、メルセデスの1台よりも前でフィニッシュできたことを嬉しく思っていると語る。「まさにそれは今日我々が達成できる最大限だった」とクリスチャン・ホーナーは語る。「マックスはマシンから彼ができるすべてを引き出した。今日は我々よりも速いマシンを持っていたメルセデス勢に割って入ることができたわけだし、それ以上の結果は得られなかっただろう」「マックスの走りには満足しているし、今日はピットレーンにいるスタッフも素晴らしい仕事をしてくれた。3つの最速ピットストップのすべてが彼らが記録したものだった」
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