レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーが、2020年のF1世界選手権 第6戦 F1スペインGPの決勝レースを振り返った。3番手からスタートしたマックス・フェルスタッペンは、見事なスタートを決めて、メルセデスのバルテリ・ボッタスをターン1でパスし、2番手に浮上。レース序盤は前を行くルイス・ハミルトン(メルセデス)にプレッシャーをかけるべくプッシュする。
オーバーテイクの難しいサーキットであるため、マックス・フェルスタッペンは2ストップ戦略を選択。21周目と41周目にピットストップを行い、それぞれミディアムタイヤに交換してレースを進める。この戦略は効果を発揮し、フェルスタッペンは3番手のボッタスを寄せ付けずに2番手を堅守。レース終了までその差はほとんど詰まらず、2位表彰台を手中に収めた。4戦連続で2位以上となったフェルスタッペンは、ポイントランキングでも2位の座を維持している。アルボンも6番手から好スタートを決めるが、スタート直後のターン2でペースの上がらないボッタスに引っかかり、6番手に逆戻り。レーシングポイント勢の前に出るべく、早めの17周目にピットインし、ハードタイヤに交換する戦略を採る。このピットストップ後にトラフィックの中に入ってしまうが、そこからオーバーテイクを連発。その後、39周目に2度目のピットストップでミディアムタイヤに履き替え、8位まで順位を戻してフィニッシュした。「今日もマックスはマシンから最大限を引き出し、最速のレースカーであるメルセデスに割って入った。我々が望める最高の結果だ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「良いスタートを切った後、スリップストリームを使用してターン1でボッタスの前に出たマックスは、落ち着いたレースをして、2ストップ戦略でできる限りハードにプッシュし、ルイスにプレッシャーをかけ続け、バルテリの前に留まった」「アレックスは良いスタートを切ったが、最初のコーナーでバルテリの後ろで身動きが取れなかった。そこからは全てのタイヤコンパウンドでデグラデーションに苦しんでいるようだった。8位はその結果であり、これから3つのコンパウンドで何がそのデグラデーションを引き起こしたのかを理解するためにレースの全ての情報を調べる必要がある」「今日もメカニックは2秒未満のピットストップで見事な仕事をしてくれたし、彼らはその仕事ぶりにふさわしい1週間のオフをおり、スパに向かう」関連:F1スペインGP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台
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