レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レーシング・ポイントF1の“ピンクメルセデス”がFIAから合法だと宣言された場合、姉妹チームであるアルファタウリで同じことをするつもりだと語る。ルノーF1は、メルセデスの昨年マシンW10に酷似しているレーシング・ポイントRP20に対し、自社開発が要求されるブレーキダクトが規則に違反しているとして第2戦シュタイアーマルクGP、第3戦ハンガリーGP後にFIAに抗議している。
「FIAの決定後、ようやく明確になることを期待している」とヘルムート・マルコは Sport1 に語った。FIAによる裁定は、今週もしくは来週初めに出されることが期待されている。 「レーシングポイントが合法であれば、アルファタウリでも同じことを行う」とヘルムート・マルコは語った。「そうなれば、来年グリッドには少なくとも4台のメルセデス、4位だのレッドブルにならぶだろうし、フェラーリはおそらく6台に増えるだろう」ヘルムート・マルコは、アルファタウリの以前のアイデンティティであるトロロッソは、以前のカスタマーカー時代のおかげで2008年にセバスチャン・ベッテルがF1イタリアGPで勝利を収めることができたと語った。F1はその後すぐにカスタマーカーを禁止としたが、ヘルムート・マルコはレーシング・ポイントの抗議の結果次第では「競争力を高めながら2つ目のチームのお金を節約できる」と語る。「レーシングポイントモデルでね。あらゆる角度からマシンの写真を撮り、パーツを再現する。許可されるものと許可されないものを定義するだけで、その努力を省くことができると考えている」