レッドブル・ホンダF1のメカニックは、F1ハンガリーGPのグリッド上でマックス・フェルスタッペンのマシンの修復を“残り25秒”というギリギリで完了させた。日曜日の午前中に雨が降ったことで路面はウエットコンディションとなり、ドライバーはインターミディエイトタイヤを装着してレコノサンスラップを実施。マックス・フェルスタッペンはターン12でマシンのコントロールを失ってバリアに斜めからクラッシュ。フロントウイング、フロントサスペンションにダメージを負った。
だが、レッドブル・ホンダF1のマカニックたちはグリッド上で懸命にマシンを修復。残り時間は25秒。それを超えれば、マックス・フェルスタッペンはピットレーンからスタートしなければならなかった。なんとかフォーメーションラップに間に合ったマックス・フェルスタッペンは、7番グリッドからスタートして一気に3番手まで浮上。ドライタイヤに交換した時点で2番手に浮上したフェルスタッペンは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)の猛追を凌いで2位でフィニッシュ。2戦連続の表彰台を獲得した。「マックスは自分自身を埋め合わせをしてくれた」とレッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは Sky Sports に語った。「インター(ミディエイト)でのグリッドまでのラップで彼をベストを尽くした。彼は3回コースオフしたと思う。最後のはほぼ救いようのないものだった」「なんとかグリッドまで戻すことができた後、我々はぎりぎりで判断した。彼は調子が悪そうだったし、とにかく滑りやすかったが、彼はなんとか走行を続けることができたし、戻ってくることができた」「彼は終わったと考えてピットに入るつもりだったが、TVの映像で主にプッシュロッドとトラックロッドのダメージであることが見て取れたので、グリッドにマシンを持ってきてもらった」「今日、フェルスタッペンのマシンのメカニックの全員が素晴らしい仕事をしてくれた。20分でマシンを修理した。通常では1時間半はかかる作業だ」「今日、彼は結果で彼らに恩返しをした。彼はとてもラッキーだったが、我々は残り25秒でホイールの装着まで完了させることができた」「スタッフからは汗が流れ落ちていた。彼らの仕事は素晴らしかった」マックス・フェルスタッペンもメカニックの仕事を称賛。2位表彰台を彼らに捧げた。「もちろん、グリッドに着くまでのラップでバリアにぶつかることなんて望んではいなかったよ!」とマックス・フェルスタッペンは語った。「でも、メカニックはマシンを修理するために素晴らしい仕事をしてくれた。彼らがどうやってそれを成し遂げたのか分からないけど、信じられないような仕事ぶりだったし、彼らに2位で恩返しできたことをとてもうれしく思っている。1周目が非常に重要だった。そこからは正しい判断ができたし、ペースも良かった。メルセデスの2台に割って入れたことは僕たちにとって良い結果だ」 この投稿をInstagramで見る F1-Gate.com(@f1gate)がシェアした投稿 - 2020年 7月月19日午前9時06分PDT 関連:F1ハンガリーGP 決勝:ハミルトンが2連勝、フェルスタッペンが2位表彰台
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