F1オーストリアGPの決勝直前にルイス・ハミルトンに前日のお咎めなしの裁定から一転して3グリッド降格ペナルティを科せられたのは、レッドブルが新しい証拠として提出した動画が決め手となった。それは土曜日の夜にF1公式サイトがSNSに投稿して誰もが目にしていた動画だった。F1オーストリアGPの予選でコースオフしたバルテリ・ボッタスの後ろを走行していたルイス・ハミルトンは、ボッタスがコースオフしたことで提示されたイエローフラッグ区間で減速していなかったことが指摘された。
予選後にスチュワードに召喚されたルイス・ハミルトンは、コース上にまった埃でイエローフラッグが見えなかったとし、スチュワードも検証されたビデオ映像では「イエローフラッグとグリーンのライトパネルが同時に出ていたことが確認された」としてお咎めなしとなった。しかし、翌日の決勝を前にレッドブルは、土曜日にF1が公開した映像を新たな証拠としてFIAにルイス・ハミルトンの裁定について見直しを求め、その結果レース直前にハミルトンの3グリッド降格が決定した。レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは「ソーシャルメディアに異なるアングルの360度カメラが上がっているとの指摘があった」と語った「そこには(ハミルトンが)黄色いライトボックスを通り過ぎていたことがはっきりリと映っていた。メキシコの件(マックス・フェルスタッペンがイエローフラッグを無視してペナルティを受けた)と一致しているように見えた」「そのため我々は、FIAもう一度見てもらうよう依頼した。彼らはその映像を見たことがないと言っていた。何らかの理由で彼らはそのカメラにアクセスできなかったのか、見ていなかったのだろう」「それを見て再検討したところ、非常に明確な決定が下されたと思う」予選で2番手タイムを記録していたルイス・ハミルトンは3グリッド降格によって5番グリッドからレースをスタート。決勝では2位でフィニッシュしたものの、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)との接触に5秒ペナルティを科せられ4位に降格した。 この投稿をInstagramで見る F1-Gate.com(@f1gate)がシェアした投稿 - 2020年 7月月4日午後3時33分PDT
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