レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1イギリスGPをF1カレンダーから落とすのではなく、ヨーロッパラウンドの“締めくくり”として開催するべきだと考えている。イギリスでは6月8日から入国者に対して14日間の検疫措置を義務付ける予定だが、F1は今のところ免除対象とはなっていない。イギリスGPの前に少なくとも2週間の間隔を空ける必要があり、7月19日の開催は不可能になる可能性が高い。
現在、ホッケンハイムとハンガロリンクがF1イギリスGPの代替開催地として浮上しているが、クリスチャン・ホーナーはレースを中止にするのではなく、ヨーロッパラウンドの最終戦に追加するべきだと語る。「最後にレースを追加することになるかもしれない」とクリスチャン・ホーナーは The Race にコメント。「オーストリア、オーストリア、他のヨーロッパレース、そして、イギリスに戻る可能性がある。その頃には8月はほぼ過ぎている」「それまでに状況が改善し続けれて、より多くのムーブメントが許可されることを期待できるのは確かだ」「我々はどこに行っても全員が莫大な検査を受けることになる。現在、F1では1日おきの検査について話している」「F1人員に関するデータはさらに増えるはずだ。なぜイベントでそのグループを事実上に検疫とすることができないのだろう?」「いずれしろ、旅行している人々は事実上検疫されている。なぜ彼らはそのイベントで検疫されていることにならないのだろう?」「彼らは観客や外部と交流するわけではない。イベントに行く特定の人々のグループがサーカスにいるだけだ」現在、F1イギリスGPに先駆けて14日間の検疫を終了できるようにシーズン開幕から4連戦というアイデアが提案されている。クリスチャン・ホーナーは、チームはそれをサポートするだろうがが、物事がその段階に進む必要がないことを願っている。「私はそれが可能性だと思う。そのように期間を空けることはできるはずだ」とクリスチャン・ホーナーは言った。「オーストリアが最初の2~3レースになることをわかっているので、そこからどこへ向かうのかを考えなければならない」「我々全員が家で2か月半を過ごしてきたわけだし、グランプリシーズンが開幕し、進行するのであれば、4~5週間離れることは世界で最悪の事態というわけではない。結局のところ、我々はレーサーだ」「そうなるとは思っていないがね。状況は日々進化しており、現時点でイギリスはヨーロッパの他の地域より少し遅れているが、状況が変わることを願っている」「3週間ごとに評価されている。数値が下がれば、それらの規制は緩和される可能性がある」「ヨーロッパのレースに参加する群衆はいないので、カレンダーは現時点で非常に柔軟だ。事実上、テストサーキットを借りるようなものだ」関連:F1イギリスGP:14日間の検疫免除を認められず現状では開催不可能