レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、カルロス・サインツはフェラーリで成功すると太鼓判を押す。だが、数年前にサインツを手放したことを後悔してはいない。「我々にはすでにマックス・フェルスタッペンがいた」フェラーリは5月14日(木)、2020年限りでチームを去るセバスチャン・ベッテルの後任としてカルロス・サインツと2021年から2年契約を結んだことを発表した。
「カルロスは、賢くて、速い、良い子だ」とヘルムート・マルコは Gazzetta dello Sport にコメント。それでも、ヘルムート・マルコはカルロス・サインツを手放すという決定を完全に支持している。サインツは2015年にマックス・フェルスタッペンとともにトロロッソでF1デビュー。現在、フェルスタッペンはレッドブル・ホンダのナンバー1ドライバーに成長している。「彼は不運だった。悪いタイミングで我々と一緒にいた。我々は1人の勝者に焦点を合わせる哲学があるので、サインツをキープしなかった」ヘルムート・マルコは、カルロス・サインツがフェラーリで成功を収めるとその実力を称賛する。「彼はうまくやると確信している。今後、彼はシャルル(ルクレール)と競争しなければならない。だが、勝利ドライバーになりたければ、全員を倒さなければならない」ヘルムート・マルコは、セバスチャン・ベッテルが今シーズン限りでF1を引退するか、それとも長い間F1に留まるかどうかはわからないと語る。「彼が続けたいかどうかは本当にわからない。それは彼の頭の中にあり、彼だけが彼の将来について決定を下せる」