レッドブルF1チームの未来はマックス・フェルスタッペンが背負っている。少なくともあと3年半は。だが、もしもマックス・フェルスタッペンがレッドブルを去った場合、その後を継ぐのは誰になるのだろう? 最も高い期待をかけられているレッドブル・ジュニアのひとりがデニス・ホーガーだ。昨年、レッドブルのジュニアプログラムはもはやかつてのようば人材の方向ではなくなったと言われた。少なくともパフォーマンスでトロロッソ/アルファタウリに昇格できる少年はいなかった。
2019年にトロロッソがダニール・クビアト/アレクサンダー・アルボンという二人を呼び出したのは偶然ではないだろう。だが、その間にポテンシャルのある新しい名前が登場した。デニス・ホーガー。ノルウェー出身の17歳だ。ノルウェーはモータースポーツの若手の歴史はあまり知られていないが、この少年には大きな期待がかけられている。2017年にレッドブルとジュニアドライバー契約を結んだデニス・ホーガーは、シングルシーターデビューとなった2018年に英国F4で4勝を挙げてランキング4位を獲得。2019はイタリアF4で21戦中12勝を挙げたチャンピオンを獲得し、ADAC F3では6勝を挙げてランキング2位となった。2020年、デニス・ホーガーはファン・アメルスフォールト・レーシングと契約してFIA-F3へとステップアップを果たすことになっている。ファン・アメルスフォールト・レーシングは、マックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールを輩出したオランダの名門チーム。レッドブルはF4時代から彼らにデニス・ホーガーを託している。チームオーナーのフリッツ・ファン・アメルスフォールトは「信じられないくらい競争力のあるクラスであのような実力を持ったドライバーはこれまでいなかったと思う」と太鼓判を押す。「将来が我々に教えてくれるだろう。だが、モータースポーツ界でデニス・ホーガーという名前をよく聞くことになると思う。昨年、彼は本当に印象的だった。彼は非常に成功するだろう」
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