レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンは自分の“素晴らしい粘り強さ”で2020年のチャンスを掴み取ったと語る。今年トロロッソ・ホンダでF1デビューを果たしたアレクサンダー・アルボンは、成績不振のピエール・ガスリーに代わってレッドブル・ホンダに昇格。印象的な成績を残して2020年のレッドブル・ホンダのシートを確保した。
昨年のこの時期には、日産とのフォーミュラE契約を解消してF1の世界に入ってきたアレクサンダー・アルボンにとって驚くべき12か月間だった。アレクサンダー・アルボンのジェットコースターのような1年についてクリスチャン・ホーナーは「アレックスの素晴らしい粘り強さを実証している」とコメント。「もともと彼はジュニアプログラムに参加していが、キャリア序盤(2012年)にリリースされた。彼はモータースポーツでのキャリアを維持するために戦わなければならなかった。才能、粘り強さ、決してあきらめない姿勢を頼りにしていね」「それが彼が歩んできた道だ。彼は2016年のGP2で(シャルル)ルクレールをプッシュし、F2を卒業し、力強いキャリアを築いた」「彼は別の分野に向かっていたが、皮肉なことに、ダニエル(リカルド)がルノーに移籍することを決断したがきっかけとなり、彼はトロロッソに加わる機会を得た」「彼がそれなりの才能と素晴らしいレースクラフトを持っていることはすぐにわかったし、それは成長し続けていた。その後、レッドブル・レーシング内で彼を見る機会があった」「正しいコミットメント、正しい姿勢を持っていれば、物事は好転し、才能は何よりも勝ることを示した」アレクサンダー・アルボンは、レッドブル・ホンダでの初レースで自己ベストとなる4位でフィニッシュして以降、前戦ブラジルGPを除くすべてのレースでトップ6に入る成績を残しており、チームとの7戦で68ポイントを獲得している。「アレックスがF1での彼の初年度にとても良い仕事をしているのは明らかだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼はトロロッソでシーズンを開始し、我々は夏休みに彼をシニアチームに昇進させる機会を得た。その背景にある理由は、我々独自の環境のなかで彼を見てみることにあった。そのシートに足を踏み入れて以降、彼はすべてのグランプリをトップ6でフィニッシュしており、グリッド後方やピットレーンからスタートしたときさえあった。彼は非常にいい走りをしている」「彼は素晴らしいフィードバックを与えている。今週末のブラジルのように以前に走ったのことのない多くのサーキットや行ったことのない国で彼のペースは改善し続けている。彼は実力でシートを勝ち取った」「我々は将来の彼のポテンシャルに興奮している。2020年にマックスのパートナーとしてチームとの関係を延長することは比較的簡単な決定だった」