レッドブルは、F1ブラジルGP決勝レースで、マーク・ウェバーが1位、セバスチャン・ベッテルは4位だった。タイトル獲得の夢は叶わなかったレッドブルだが、マーク・ウェバーが見事なレースで今季2勝目をあげた。15番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルも4位でフィニッシュ。ドライバーズランキングで2位に浮上した。
マーク・ウェバー (1位)「うれしいよ!ルーベンス(バリチェロ)とロバート(クビサ)が僕よりも少し短い第1スティントだということは分かっていたが、その時はまだどうなるか分からなかった。最初からロバートには負けないペースだった。そして、ふたりがピットストップしたので、第2スティントはコースがクリアな状態でスタートし、ふたりを引き離せると思った。アウトラップでジェンソンをクリアできたのも良かった。そのスティントの最後までタイヤを持たせることだけを考えていた。ペースも悪くなかったし、ロバートのミドル・スティントがかなり短いことも分かっていたが、第2スティントで彼が僕との距離を縮めて来た時はちょっと焦った。その後はロバートとの距離をコントロールすることができ、終盤は彼がスピードを落としたので、楽な気持ちでフィニッシュへと向かうことができた。再び優勝できて、素晴らしい気分だ。厳しいシーズンが続いていたが、今年はチームとしてはかなりの数の優勝を挙げることができ、今日はコンストラクターズ・チャンピオンシップ2位を確実なものとすることができた。チームとして今年達成できたことを非常に誇りに思っている。また、仕事がしやすい環境でなかったにも関わらず、非常に優れたエンジンを提供してくれたルノーにも感謝したい。素晴らしい戦いを見せ、今日、両方のチャンピオンシップ優勝を決めたジェンソンとブラウンにおめでとうと言いたい。昨夜はワールド・スピードウェイ・チャンピオンシップでジェイソン・クランプが優勝しているし、オーストラリア人にとっては良い週末になった。彼は親しい友人で、難しいコンディションの中での優勝だった。だから、良い週末だ」 セバスチャン・ベッテル (4位)「今日は僕よりもハッピーな人がブラウンにいると思うが、後方からのスタートで4位完走を果たすことができ、最終的にはとても良いレースになった。他の選手のクラッシュにも助けられたが、今日は4位が精一杯だったと思う。昨日の予選のトラブルが無ければレース優勝も可能だったが、優勝できなかかったので、あまり言うこともない。レースの最中もそれほど大きなプレッシャーはなく、1周1周に集中して走り続けた。ジェンソンが僕のすぐ前か後ろにいることも分かっていたし、チャンピオンシップ・ポイントが獲得できることも分かっていたが、そんなことが考えられるのはレースの最後の数周だ。それまでは、どんなことが起きるか分からないからね。ある時点で僕は雨が降ってくれることを祈っていた。雨の匂いがしたんだけれども、降らなかったね。ジェンソンとブラウンにおめでとうと言いたい。彼らは、今年、素晴らしい仕事をしたと思う」 クリスチャン・ホーナー チーム代表「今日はマークが素晴らしいドライビングを見せてくれた。スタートからフィニッシュまで完ぺきだった。十分に燃料が残っているということも分かっていたが、それを非常に良く活かしての圧倒的勝利だった。非常に力強い戦いを見せてくれた週末だった。セバスチャンは低いグリッドポジションから素晴らしい立ち直りを見せてくれた。昨日の困難にも関わらず、驚異的なレース展開で4位フィニッシュを果たした。スタート順位を考えれば、最高のリザルトだ。今日はピットの作業も最高で、とても良いチーム・パフォーマンスだった。世界チャンピオンとなったジェンソン、おめでとう。今年の彼は素晴らしい戦いぶりだった。コンストラクターズ・チャンピオンとなったブラウンにも、おめでとうと言いたい。素晴らしいシーズンとなった。この数レースの勢いをキープして、最後のアブダビへと向かう決意だ」ファブリス・ロム ルノー・プリンシパルエンジニア「今日は両方のチャンピオンシップに負けたという一面もあり、それに関しては悲しい気分だ。しかし、ブラウンとの戦いは激しくとてもフェアなものだったので、彼らにお祝いを言いたい。タイトルを失ったのはエンジンだけのせいだとは言わせない。我々はチームとして勝ち、チームとして負けた。ルノーはこのチームの一員であり、我々はそれに誇りを持っている。ネガティブなことは置いておくとして、コンストラクターズ・チャンピオンシップ2位は素晴らしい結果だと思うし、今日のマークの優勝を心から喜んでいる。2回の優勝はドライバーの才能を示すものだし、ルノーと共に勝ち取った2度目の優勝だ。マーク、おめでとう。素晴らしかった」 F1ブラジルGP結果:F1ブラジルGP:優勝はウェバー、バトンがワールドチャンピオン!
全文を読む