レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダはまだ2020年以降もF1を続けることをコミットしていないと語る。2021年のF1レギュレーションはまだ最終決定されておらず、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1が2021年の新レギュレーションに合意するよりも、英国首相ボリス・ジョンソンのブレグジット契約に近づいていると冗談交じりに語っている。
これは2020年以降のコンコルド協定がまだ締結していないことを意味しており、ヘルムート・マルコは、ホンダはまだF1での将来を保証していないと語る。「予選ではまだ我々の方が後れをとっているのは明らかだ。特にフェラーリに対してはね」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport にコメント。「我々は彼らに対してストレートでコンマ8秒失っていた。だが、決勝ではメルセデスとほぼ互角だった」「ホンダは新しいレギュレーションが発表されるのを待っている。その後、彼らはすべてを分析し、決定を下すだろう」ヘルムート・マルコは、エンジンサプライヤーのコスト削減がどうなるかが、ホンダが分析を行う上で“非常に重要”な要素になるだろうと考えている。「仮にコストが下がらないようであれば、ほとんど誰も残らなくなるだろう」とヘルムート・マルコは付け加えた。だが、コスト削減のためにF1エンジンの開発を凍結するような策に出るのは軽率な考えだとヘルムート・マルコは語る。「開発凍結は、全員が同じレベルである場合に初めて機能するものだ。現時点ではフェラーリが予選でメルセデスを含むすべてのライバルを寄せ付けない状態だ」