レッドブル・ホンダは、F1日本GPの金曜フリー走行でマックス・フェルスタッペンが3番手、アレクサンダー・アルボンが6番手タイムを記録。両ドライバーともに日曜日に向けてまだ改善すべき点があると口を揃える。FP1ではトップのメルセデスに1秒以上の差をつけられていたレッドブル・ホンダ勢だが、FP2ではマックス・フェルスタッペンが0.281秒差、アレクサンダー・アルボンが0.681秒差とまずまずのリカバリーをみせた。
レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「FP2でマックス・フェルスタッペンが3番手、アレクサンダー・アルボンが6番手と鈴鹿のコースで有望な一日を過ごした」とコメント。「日本への台風の接近に伴い、これを予選パフォーマンスに転換できるかどうかを確認するために1日待たなければならないのは珍しいことだが、新しいエッソの燃料はうまく機能しており、日曜日に何をもたらせるか見てみよう!」マックス・フェルスタッペンも新燃料がエンジンパワーの上で好材料になったと感じている。「走り出しのバランスには満足していなかった。しかし、ラップタイムからみても分かるように、FP1からFP2にかけて、マシンを大きく改善することができた。まだまだ改善の余地はあると思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「メルセデス勢は強力なように見えますが、このコースではさほど驚くべきことではないと思っている。新開発の燃料は、エンジンパワーの上でかなり好材料になったと思っている。金曜日だけの状況で、まだまだ力関係が分からない状況ではあるが、日曜日に予選が行われない状況に備えて、FP2からプッシュをしていった」「台風により、明日はコースに出られないが、丸一日データの分析に使いたいと思う。日曜日に予選とレースが同日になることは特に懸念していない。天気ばかりはどうにもならないし、どんな一日になるか見てみよう」アレクサンダー・アルボンは「今日の走りにはとても満足しているし、このコースのことが大好きなので、ここに来るのが待ちきれなかった。セクター1はとても印象的で、走るのが楽しみだった。とても早いリズムの中でに走れたし、ロシアGPよりもずっと快適に感じている。しかし、まだまだやるべき仕事はある」「鈴鹿を走行するのは初めてで、しかも明日の走行はない。コースを学ぶ時間が短くなってしまうのは、理想的とは言えない。ちょっとがっかりしているが、誰にとっても条件は一緒なので、準備を続けたいと思う。メルセデスの2台はとても速く、コーナーでの動きもよく見えるが、僕たちのマシンもどんどんよくなっているので、そこまで遠い存在ではないと感じている。順調にメニューをこなせているが、まだまだタイムを向上させられると思う」「細かいところまでセットアップを重ねて、あとコンマ2秒はタイムを上げたい。6番手タイムは望んでいた結果ではないかもしれないが、日曜日に予選が行われるか、楽しみに待っていたいと思う。ドライの場合、さまざまな要素が絡み合うと思うが、雨だとかなりトリッキーなコンディションになると思うので、より難しい展開になるだろう」エクソンモービルの新燃料についてはホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治も「エンジンの燃焼に合うようなかたちで開発され、パワーアップを果たしていることを確認しました」とコメント。「今回、耐久性に関しても問題がないことを確認できました。リスクは基本的にないと判断しており、実際に問題なく走れています」