レッドブル・ホンダは、F1ロシアGPの決勝レースで、マックス・フェルスタッペンが4位、アレクサンダー・アルボンが5位でレースを終えた。クリスチャン・ホーナー(チーム代表)「今日はドライバーたちが2人とも良いパフォーマンスを見せてくれた。9番手スタートのマックスにとって、4位は望める最大限の結果だろう。彼はレース序盤に見事な動きを見せてポジションを上げた。レース終盤の彼のペースはまずまずだったが、トップ3にチャレンジできるほどではなかった」
「一方、ピットレーンからスタートしたアレックス(アルボン)は自ら前を切り開く優れたパフォーマンスを見せた。素晴らしいオーバーテイクを披露し、今回も成熟したドライビングだった。5位まで上げてのフィニッシュというのは見事なレースであり、今日の我々にとって4位と5位というのは達成できる最大限の結果だろう。ホンダのホームレースである日本GPを楽しみにしている」マックス・フェルスタッペン(4位)「4位は今日のできるかぎりの結果だったと思うし、ベッテルのリタイアというラッキーもあった。フェラーリとメルセデスに速さがあり、かつペナルティーによるグリッド降格からスタートしたことを考えると、満足すべき結果だったと思う。中団のトラフィックから抜け出したあとは、特に大きなことは起きなかった。セーフティカーが出るまでは単独で走行する少し寂しいレース展開となった。トップ3のマシンと比べると明らかに速さは足りていなかったが、レース終盤で周りがソフトタイヤを履いていた中、ミディアムタイヤで戦うのはさらに困難だった。最善を尽くした結果だったが、もちろんもっと多くの表彰台や優勝を獲得したいので、周りの速さに負けないように改善するべきことはまだあると感じている。次戦の日本GPが行われる鈴鹿での一戦が今から楽しみだ。ホンダのホームレースで日本のファンの皆さんの前でベストを尽くして戦いたいと思う」アレクサンダー・アルボン(5位)「今日の決勝はいい戦いができたし、5位という結果は最善の結果であったと思う。昨日の予選でのクラッシュをばん回したかったので、セーフティカーのおかげも少しあったと思うけど、今日のレースの運びにとても満足している。土曜は自分のモチベーションが上がらず、予選後の夜はチームが修復のため作業に時間を費やすこととなったため、今日の結果はそんなチームのためにあると思う。ピットレーンからのスタートは容易ではなかったが、ソフトタイヤでは手応えのあるペースで走行できていたので、ポイント獲得という結果につなげることができた。ポイント圏外からスタートしながら、他車とバトルできるポジションまで戻ってこられたことはよかったが、毎回このようなレース展開にしたいとは思っていない。次戦の日本GPではクリーンでスムーズな展開の一戦になることを願っている。最初のスティントでダニール(クビアト)とピエール(ガスリー)を追い抜くのに長い時間がかかり苦戦してしまった。このコースが市街地コースのような造りに似ていることから、マシンの隊列についてしまうと、多くのダウンフォースを失ってしまうことになる。今週末はレース前まではタフだったが、僕自身は段々慣れてきていると感じている。レースウイークでもっと早くスピードを上げ、リズムに乗れるよう努力しなくてはならないが、そのためにはもっと多くの周回を走り、マシンを走行する時間を増やす必要がある。最終戦のアブダビ以外の残りのサーキットは、僕にとって初めてのサーキットとなるため、鈴鹿も難しい一戦となるかもしれないが、新しくコースを学ぶことは好きなので、今から楽しみにしている」