レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、フェラーリの最近の躍進に危機感を強めている。夏休み前に2勝を挙げてランキング2位のフェラーリに44ポイント差まで迫っていたレッドブル・ホンダだが、夏休み後のレースでフェラーリが3連勝。フェラーリが1-2フィニッシュを果たしたF1シンガポールGP終了時点でその差は一気に106ポイントまで広がった。
フェラーリのF1シンガポールGPでの勝利は、ポイント差以上の意味があった。これまでフェラーリは高速サーキットでは強いが、ダウンフォース不足にとって低速サーキットが弱点とされてきた。だが、シンガポールに空力アップデートを投入したフェラーリは、下馬評では苦戦を強いられたマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで支配的な速さをみせた。クリスチャン・ホーナーは、フェラーリの復調にはレッドブル・ホンダだけでなく、メルセデスも脅威に感じているはずだと語る。「非常に印象的だ。現在、彼らはF1のエンジン部門のベンチマークだ」とクリスチャン・ホーナーは Channel 4 にコメント。「メルセデスは4年半の間そこにいた。だが、突然、彼らは仕返しを受け、弾道のスピードの痕跡を目にしている」「フェラーリのスタッフには脱帽だ。彼らは馬力を引き出す方法を見つけた。そのギャップを縮めるられるかは残りの部分での競争次第だ」クリスチャン・ホーナーは、フェラーリがパフォーマンスの急上昇をどこから見つけたかはわらないが、単純な“特効薬”によるものではないと考えている。「正直なところ、私にはわからない。フェラーリは非常にクローズドな店だからね」とクリスチャン・ホーナーは語る。「彼らは限界を押し広げており、その一部は電気エネルギーから来ていると考えざるを得ない。燃焼において、彼らはかなりジューシーな燃料を走らせていると思う」「おそらく組み合わせだ。通常、これらのことに決して特効薬はない。おそらく要因の様々な組み合わせだ」
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