レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2019年のタイトル争いでマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを上回ってF1ワールドチャンピオンを獲得する可能性を排除していない。マックス・フェルスタッペンは、コンディションが目まぐるしく変化し、多くのドライバーがクラッシュを喫する大波乱のレース展開となったF1ドイツGPで今季2勝目を挙げた。
レッドブル・ホンダは、5回のピットストップのなかでF1最速となる1.88秒でタイヤ交換を完了し、マックス・フェルスタッペンもほぼ完璧に近い走りを披露した。「マックスは再びセンセーショナルな走りをした」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport にコメント。「彼がスピンから挽回した方法はアイルトン・セナのスタイルだった。トラックがクリアになったときには、彼は他の誰よりも速い世界にいた」「ピットストップも最適だった。2回目のストップでミディアムタイヤを取り出したときにミスをしただけだった。でも、大忙しのラッシュを考えれば理解できることだった」現在、マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンから63ポイント差のドライバーズ選手権3位に位置している。だが、過去3戦の獲得ポイントだけを見れば、24ポイント上回っている。マックス・フェルスタッペンは最終的にルイス・ハミルトンからタイトルを奪うことができるかと質問されたヘルムート・マルコは「私はそれを除外はしない」とコメント。「マックスはコース上でメルセデスとフェラーリをオーバーテイクできることを証明した。イギリスでも長い間シャルル・ルクレールの後ろにスタックすることがなければ2位でフィニッシュしていたはずだ」「そして、ホッケンハイムは、しっかりとプレッシャーをかけることができれば、メルセデスもミスを犯す可能性があることを示した」レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダがF1イタリアGPの導入にむけて“スペック4”エンジンの準備を進めておることを明らかにした。「我々はモンツァでエンジンアップグレード、ロシアで新しい燃料を手に入れる。それでエンジンのパフォーマンスが解放されるはずだ。クルマはかなり改善するだろう」
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