レッドブルのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは、ホンダF1が夏休み後のイタリアGPもしくはベルギーGPでアップグレード版“スペック4”エンジンを投入する予定であることを明らかにした。ホンダF1は、第4戦アゼルバイジャンGPで信頼性を高めてスペック2、そして、第8戦フランスGPでよりパフォーマンスに焦点を置いたスペック3エンジンを投入。第9戦オーストリアGPではF1復帰後初勝利を収めている。
次のスペック4では、メルセデスのパワーに匹敵し、現在の弱点である“予選モード”が強化されると予想されている。すでにマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーは年間のパワーユニットコンポーネント使用数の上限に達しているため、スペック4導入時にはグリッドペナルティを受けることになる。「モンツァ、もしくはスパでエンジンを交換することになるだろう。だが、それはホンダに依存する。伝統的に、モンツァはグリッドペナルティを受けてレースをスタートするのに最適な場所だ」とクリスチャン・ホーナーは Motorsport-total に冗談交じりに語った。「我々はおそらくモンツァかスパでエンジンを変えるでしょう、しかしそれは依存します。モンツァは常にグリッドペナルティから始めるのに適した場所だ、とホーナーはMotorsport-totalとの会話で冗談を言う。 「私は彼らがまだより多くの性能を得ることができると思っているが、間違いなくギャップを埋めている」F1イギリスGPでは、表彰台こそ獲得できなかったが、ガスリーが4位、フェルスタッペンが5位でフィニッシュし、コンストラクターズ選手権での差を52ポイントまで縮めた。